校長室便り
2013年10月02日
成城生の自主・自律

 2学期が始まり9月の様子をお便りします。

1.始業式・防災

物理学者で文芸家でもあり、今なお人気の高い寺田寅彦先生が「天災は忘れた頃にやって来る」という言葉を残されました。油断せず、常に用心を怠らないようにという戒めです。

さて、本校で点検をした結果、体育館にある「つり天井」の安全性が問題になり、この夏休みに撤去しました。始業式に間に合うようにと前日の夜中までかかって最後の点検や清掃がされ、予定通り、9月2日の始業式を迎えました。夏休みの間、体育館で活動するクラブの生徒には大変迷惑をかけましたが、広々とした空間に生まれ変わりました。これで、新校舎はもちろんのこと体育館もすべての施設の耐震と安全が確認され、安心して学校生活を送ることができます。生徒達にはのびのびと活動して、活躍するよう期待しています。

2.図書室閲覧コーナー完成

先月号で紹介した「図書室閲覧コーナー」ですが、現在は高3優先の自習室として高1・高2にも開放されています。利用している生徒からは、利用時間の延長とチューターの配置の要望が出され、10月からチューターのいる日は土曜日を含めて午後7時まで、開放することになりました。

3.成城祭

9月14日体育館に全校生徒が一同に介してオープニング・セレモニーが開催され、「成城祭」の幕が開きました。文化祭実行委員会の生徒による司会、ジャグリング同好会によるパフォーマンスがセレモニーを盛り上げました。普段、全校生徒が集まることがないため、その光景は圧巻でした。

翌日の天候を見越してか出足がよく、理事長ご夫妻はじめ、本校の卒業生、関係者、師親会(保護者)の皆様が来校して下さり、結果として初日で約3000名の来場を得ました。当日は中学受験・高校受験の児童・生徒とその保護者、特に女子高生の姿が目に入りました。中で「ミスター成城」の審査員になってくれた女子高生の笑顔が印象的でした。また、この「校長室便り」を毎月読んでいるという方が激励の声をかけて下さいました。

生憎の台風18号により9月15日の成城祭は中止となりました。

9月18日のクロージング・セレモニーでは、中止を判断した経緯を説明するとともに、成城祭の終了を伝えました。さらに、頑張って準備したにもかかわらず、公演の機会を全く失った生徒達への配慮が必要であることをつけ加え、そのために、自分達で考え工夫して欲しいと伝えました。

4.自主公演

結果として、9月20日の放課後に「演劇部」が公演しました。演劇がダブルキャストで組まれていて、初日には一方しか上演できなかったためですが、保護者をはじめ多くの方が来校され演劇部の生徒達は満足の様子でした。

9月25日の昼休みには「ウォーターボーイズ」。午前中に学校説明会がありましたので参加された方々の参観が得られました。

さらに9月28日午後に実施した「クラブ見学会」に続く形で、「高校バスケットボールの招待試合」と「ウォーターボーイズ」を公開しました。

バスケットボールの招待試合の相手校は明治大学付属中野高等学校。試合開始前半は押され気味でいた本校ですが後半はすばやく次々と決めて、「最後まであきらめない成城」「最後に結果を出す成城」といわんばかりに、見事勝利の試合を見せました。

一方「ウォーターボーイズ」は、水泳部が試合のため不在で規模を縮小しての公演でしたが、小学生や女子高生の観客のいる中で大変盛況で、保護者を含め皆様にご覧頂く場が作れました。天候が許せばあと1回10月5日に公演するそうです。

これらはみな、生徒達が相談してきて実現したものばかりです。

台風で中止されたという無念は残りますが、その後の生徒達の自主的な行動は見事で、自分からやる、自分で考えて行動するという前向きな姿勢に感心しました。

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天災により17年ぶりの文化祭中止。まさに「忘れたころにやってきた」のですが、これで成城祭も何とか無事終えることができました。今回の「2日目中止」に伴って、多くの方にご迷惑やご心配をおかけしましたことをこの場を借りてお詫びいたします。また来年、成城祭にお越し頂き、生徒達をご覧頂けたら幸いです。

今後も「自学自習」「自治自律」の校訓の下で、自主自立の精神を養い、知・仁・勇の「タフな成城生」を育てたいと思います。

平成25年10月1日

 学校法人成城学校
成城中・高等学校
校長 栗原卯田子

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