校長室便り
2014年11月30日
体験・探究活動と言語活動

 本校では様々な体験・探究活動が行われ、それらを言葉で表現するという活動が盛んです。先月号で紹介できなかったものを含めて、今月はそれらの一端を紹介します。

 

1.文化祭の作文

 高校2年は最後の文化祭で、運営の中心でもあります。この体験を書いた高校2年生の作文が目に留まりました。「『動かされる』から『動かす』へ」と題し、文化祭の運営におけるリーダーシップについて体験を書いていますが、自らの体験を通して考えたリーダー論と言わんばかりの内容です。文化祭の活動を通してリーダーシップそのものを学んだ体験の成果だと思います。

 

2.成城短歌2014

 高校2年全員が学年企画として「成城短歌2014」を発表しました。すべてに目を通しましたが、成城生活の楽しさを詠んだもの、男子校の日々を詠んだもの、思わず吹き出してしまうユーモアあふれるもの等、全ての作品からたくさんの「思い」が伝わってきました。私は、様々な青春の情景が浮かんでくる次の短歌を選びました。

☆我のこと常にうしなふ君になれ なほ我お(追)ひてゆく君になれ

投げやりになりがちな、また、矛盾や心の葛藤が懐かしい青春時代に引き戻されました。同時に、誰かを失う覚悟をしながら壁を乗り越え目指すものを追いかけて挑戦し成長していく青春の姿も浮かんできました。

 

3.中2の短歌

  中学2年では国語の授業で【短歌を詠もう!君も歌人】という取り組みをしています。テーマは春・夏・秋・冬・月・恋・その他で、ユーモラスな、時に繊細な彼らの感性に触れます。

☆スギ花粉毎年つらい鼻づまり今年のスギはひとみしりかな

 

4.私たちの身の回りの環境地図作品

 本校の探究活動と言語活動の成果の一つとして本校ホームページ「日々の成城」の10月8日号をご覧ください。自分の身の回りにある課題を探究し、結果を1枚のポスター地図にまとめる学習で、今年は、中学2年が6名、中学1年が8名の合計14名も入賞しました。

 

5.雨活アイデアコンテスト2014

 雨水市民の会主催「雨活アイデアコンテスト2014」の作文部門<中学生の部>に応募したところ、全応募作品6277点の中から、中学3年の古橋翔君が「優秀賞」、森悠太君が「佳作」を受賞しました。おめでとう。
また、優秀な作品を多数応募したということで本校が「学校奨励賞」を頂くことになり副賞として「雨水タンク」が贈呈されます。環境を考える教材として役立てていきたいです。

 

6.日本学生科学賞の出品作品

 日本学生科学賞東京都大会で優秀賞を受賞した中学3年の手島涼太君の研究作品「単一ノズルを用いた化学的調整方法によるマイクメロカプセルの製造方法の研究」を読ませてもらいました。人工イクラなどに応用されるマイクロカプセルに着眼して、その硬さと反応時間の関係を調べた研究ですが、この実験では硬さのはかり方がポイントだと思います。その方法を自分で考え、結果から考察しています。ほぼ正比例するというきれいな結果が出ていますので、もっと条件を変えて様々な変化を調べたくなります。これからも身近なものに着眼して、いろいろな実験を試みて面白いことを探し出してほしいですね。

 

7.税についての作文

 中学3年の広瀬優君の作文が「四谷税務署長賞」に選ばれ、11月14日に表彰式がありました。「消費税の経路」という題の自分の作品を式典の中で朗読するという栄誉を与えられました。自分の考えを自分の言葉で皆の前で発表するという素晴らしい機会となりました。おめでとう。

 

8.ホットニュース

 11月24日東京都高等学校新人相撲大会個人戦軽量級で、高校2年下川辺央真君が優勝、全国高等学校相撲選抜大会への出場権を獲得しました。
また、11月は校内外で成城の若手卒業生に出会う機会が多くありました。明るく元気でやる気満々の若きリーダー達。彼らには文武両道で鍛えられた成城パワーを感じます。是非懐かしい母校に来て後輩を激励してください。

 

 11月号は主に、成城学校の至るところにある自ら考え自ら学び、自分の考えを発表するという探究や言語の活動機会を紹介しました。やりたければとことんできる。やらなければ何もない。やるのは自分。「自学自習」は古くから受け継がれている本校の校訓の一つです。

 平成26年11月30日

 学校法人成城学校
成城中・高等学校
校長 栗原卯田子

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