校長室便り
2014年12月28日
2014年の終わりに

 部室棟が完成し、グラウンドには人工芝が貼られました。サブグラウンドの工事も進み、正門脇守衛室の外郭が見えます。2学期の終業式が済んで、まもなく2014年が終わろうとしています。

人工芝グラウンド

 

1.卒業生による後輩に贈る進路講演

 本校学校案内パンフレットに紹介されている卒業生、一橋大学4年生の中村澄人君が、高校2年生に「選択」をテーマに進路講演をしてくれました。成城で過ごした日々、自転車競技部での挑戦、大学受験、大学での取り組み、そして、今の目標。自由の中に規律のある成城が好きだけど、成城の弱いところは・・・と後輩に鋭く呼びかけました。思いのこもった厳しい言葉は、大学に受かってほしいという「一心のトーク」です。「凄い人になりたい」という強い思いが自分を支えた、と力強く語ってくれたことや、「自分を小さく見るな」「できる!絶対できる!」と呼びかけたメッセージは、きっと高2生の心に響いたことでしょう。

 

2.終業式

 中学と高校の終業式で、それぞれに訓辞をしました。中学生には、今秋福井県教育庁より企画幹(教育長次長にあたる)が来校された時の話をもとに、どうしたら「学力」「体力」が高くなるか、という話をしました。
高校生には、130周年を前に、特に今年までの100年間の世界の流れを踏まえ、今何が求められているのか、なぜ、大学入試改革なのか、という話をしました。
式を終えて校長室に戻りしばらくした頃、「校長先生にもっと話を聞きたいのですが。」とメモを片手にある生徒が入ってきました。礼儀正しく誠実そうな生徒で、「リーダーシップ」、「アントレプレナー」に関心を持っている様子でした。職員会議までの間でしたが、困難な状況を打ち破る人材とはどういう人間かについて、私が考えていることの一端を話しました。「ところで君は、これまでにどんなことをしたの」と聞いたところ、すぐさま八丈島での体験を話してくれました。島の人や八丈高校生と交流をしたそうで驚きました。何故かというと、八丈高校は私が教員生活2校目に6年間勤めた高校で、それぞれ保育園と小学校で育ててもらった二人のわが子の故郷であること、今、教え子たちが島の活性化に尽力していること、など、ついつい話が盛り上がってしまいました。これを機に生徒達と、成城学校の活性化やリーダーについて話したいと思います。本校の生徒は、話を真剣に聞いてくれます。明るくのびのびとしていて礼儀正しいところが誇りです。様々な体験をして、議論をして、自分の意見をはっきりと言える人に育ってほしいと願っています。

 大学入試改革が進みます。これらの流れをポジティブに受け止め教育の質を変えていく必要を感じています。何もしなければ失敗なんて起きません。行動するからこそ失敗が起こり得ます。失敗を恐れずに前向きに挑戦する生徒を支援していくことが大事だと思っています。人間的に成長するには苦労をするしかない、と思います。

 

3.2014年の素敵な出会い

  この1年を振り返ると様々な出会いがありました。

*カリフォルニア大学デイビス校・藤田先生
*東京海洋大学特任教授・小松先生
*IGS・福原正大氏
*成城校友会
*某私立学校教員の成城卒業生
*若手の成城卒業生・冨士原亨君、中村澄人君
*小石川卒業生・在校生
*Education Queensland International(オーストラリアクィンズランド州政府)
*慶応大学病院整形外科医
*落語家・立川志遊師匠
*教員時代の教え子たち・・・

 

 今年、たくさんの人々に会って、書ききれないほど多くのことを私自身が学びました。また、今年は大怪我をして皆様に助けていただきました。この経験を大切に、新しい成城の教育に尽力していきたいと思います。

 

 皆様ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

 平成26年12月28日

 学校法人成城学校
成城中・高等学校
校長 栗原卯田子

  • キーワード検索