校長室便り
2015年03月31日
~花開く~

正門の前に新しく植えられた桜の木。植樹の際に「今年は咲きませんよ。」と言われていただけに、一つ、二つと咲き出す花々に思わず「頑張れ!」とエールを送ってしまいました。いよいよ今年度の校長室だより最終号です。成城生の頑張りを、できる限りホームページ『日々の成城』と重ならないようにお伝えしたいと思います。

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1.エンパワーメント及び、海外研修説明会
3月11日(水)ホームルーム終了後に、次年度に実施予定の

  1. 第3回エンパワーメントプログラム
  2. 台湾研修
  3. オーストラリア研修

の説明会を新中学3年以上の生徒・保護者を対象に実施しました。いずれも100名を超える参加者があり、予想以上でした。未知への好奇心、見たい、知りたいと思う気持ちや疑問が学びの原点です。強制ではなく、自分が参加したくなる気持ちを大切に、伸びようとする芽を育てていきたいと思っています。特に、今回のオーストラリア研修は成城のオリジナルプランで、クイーンズランド州政府にお願いしたオーダーメイドの研修です。来月、高校から成城に入学する生徒を対象に説明会をして、正式に参加者が決定してから、事前研修を含めて具体的な準備に入っていく予定です。

2.卒園式
3月17日(火)牛込成城幼稚園の卒園式に招待されました。年少、年中の園児が見守る中、卒園生が一人ひとりきちんと証書を受け取る姿が凛々しく立派でした。成城幼稚園の園児たちが身に付けているフェルトで作られた「三光星」のバッチに大変親近感を抱きました。転んでも怪我をしないようフェルトなのでしょう。小学校でしっかり勉強して、人に優しく、勇気ある人になるよう、知、仁、勇を目指して頑張ってくださいね。

3.テーブルマナー
明日に卒業式を控えた3月18日(水)、高校3年の生徒達に招待されて、新宿にあるホテルで卒業生との最後の食事会を楽しみました。私は卒業生と2年間学校生活を共にしましたが、日々見た様々な顔が思い出として浮かんできました。生徒の司会で進められ、卒業生にとってはホテルの方によるテーブルマナーの学習とともに、担任の先生や副担の先生を囲んでの思い出深いひと時となったことと思います。お行儀よくすまして食事をしている生徒達が立派な紳士に見えました。

4.中学卒業式の前に
10時の開式に先立って、9時から小講堂で中学3年間の思い出のスライドを鑑賞したのですが、その後にサプライズがありました。実は、校長室だより2月号で「ちょっといい話」として紹介させていただいた方が、「感謝状」を持参して来校され、当該の生徒をみんなの前で表彰してくださいました。「君は僕のヒーローです。」直前まで思い出のスライドを見ながら盛り上がっていた会場は一瞬にしてシーンとなり、感謝状に大きな拍手が沸き上がりました。さりげない一言が「特別なこと」ではなくなることが最も望ましいことです。そういう社会にしていくために、未来を担う成城生たちがこれからすべきこと、できることは何でしょうか。自ら考え、自ら行動を始めてください。

5.高校卒業式
3月19日13時より成城高校251人の卒業式が挙行されました。ピシッとした着衣と顔つきに頼もしさを感じつつ、式は厳粛に執り行われました。校長式辞は校内の【学校便り】に全文載せますので在校生は後ほど読んでください。本校には、学業成績・操行に優れ、他の模範となる生徒を褒賞する制度があり、当該生徒は卒業式(在校生は修了式)で表彰されます。ここで表彰されるのは成績上位者ですが、実はこれら生徒は、部活動や生徒会活動など学習以外の面でも活躍した生徒達でもあります。まさに「文武両道の成城」を象徴する場面で、これが本校の誇りです。そういう意味で、今回の卒業式での受賞者たちは部活動や生徒会活動などで知っている顔なのですが、いざ壇上で賞状を受け取るときの彼らの顔つきはまるで別人に見えました。私が勘違いしたのかと思うほど生徒の顔が違って見えて驚かされましたが、真剣に向き合った大学受験が顔を変えたのだ、と思いました。これが成城で育てられた生徒の姿です。文武両道の校風を継承してきた本校の伝統のよさです。

6.修了式
中学1年と2年の修了式が9時から、高校1年と2年の修了式が10時から、いずれも小講堂で実施され、一年の締めくくりをしました。高校修了式後の表彰式では、囲碁部の活躍をたたえ、大将、副将、三将の高2生の3人に明日からの全国大会出場に向けた壮行会になりました。

7.昭和53年卒業生来室
3月24日(火)、突然でしたが広島県にある安田女子大学准教授の内田誠一先生が校長室を訪ねてくださいました。実は昭和53年に本校を卒業され、早稲田大学、早稲田大学大学院博士課程を経た後、4年間にわたって中国に留学され、北京師範大学博士課程で文学博士の学位を取得されて帰国されたとのことでした。先生のご専門は、中国古典文学、書法金石学です。私にとっては、前任校で漢文の教員が北京師範大学でお世話になったり、北京師範大学付属実験中学校と生徒交流があったり、身近に感じることがたくさんあって話が弾みました。内田先生は大変研究熱心な方ですが、とても気さくで親しみやすく、大変興味深くお話を伺うことができました。卒業生としてどこかで生徒と接点ができるといいと思いました。

内田先生と校長室にて

 

 

明日から新年度が始まります。6月に創立130周年記念式典、新校舎落成祝賀会を控えているせいか、この頃卒業生や校友会との接点が増えてきたように思います。本校の歴史と伝統を正しく認識し、古き良きものを新しい視点で見つめて、成城の発展に貢献していきたいと思っています。これから入学する未来の成城生のためにも。

平成27年3月31日

学校法人成城学校
成城中・高等学校
校長 栗原卯田子

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