2013年10月26・27日の両日、北海道旭川にて、「私たちの身のまわりの環境地図」作品展が開催されました。
「私たちの身のまわりの環境地図作品展」は、1991年当時、日本で開かれた最大級の国際環境会議「環境変化と地理情報システム国際会議(INSEG91)」の付帯事業として始められ、今年で23回目を迎えます。現在、この作品展は「学びんぴっく」というテーマで文部科学省が認定する文科系の作品展として、毎年全国公募で作品を募集しています。
今年は国内から1818点、国外からはインドの1点、計1819点の応募がありました。応募作品のうち、予備選考を通った小学校17、中学校673点、高等学校219点、計904点の作品が最終選考に付され、優秀賞39点、優良賞14点、努力賞52点、計105点が選ばれました。
本校ではこの環境地図作成を社会科地理の授業の一環に取り入れてきています。毎年1学期に行う説明と実践例の提示等を踏まえて、夏休みの宿題として作品作りをしています。中学2・3年生は要領は知っていますが、1年生は図化する段階で試行錯誤しながらも頑張って作成しています。
今回で22回目の開催となりますが、本校ではこの作品展に参加・出展してからようやく7年となります。昨年卒業した高校3年生が中学1年生の時に初めて実施しました。この間、制作された地図の内容が向上し、最優秀賞の国土交通省国土地理院長賞をはじめ、毎年多くの受賞者を出すようになってきました。
今年度この作品展に成城中学校からは30点の作品を応募しました。審査の結果、日本地理学会長賞1名、地図調整技術協会長賞1名、優良賞3名、努力賞4名の計9名が受賞しました。賞に選ばれなかった作品でも質が高く上位の賞を受けてもおかしくないものが多くあったと思います。
受賞した生徒たちは、ワークショップなどにも参加し、良い経験が得られたようです。
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