中2:理科1(酸化銀還元と硫化鉄生成)
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本日は、中学2年の理科1の実習の様子をご紹介します。 この日、中2は酸化や還元といった化学反応によって、ある物質がまったく異なる性質をもつ別の物質に変化するということを確認しこの後に化学反応式を学習するための、導入実験が行われました。
授業の前半で行った実験では、酸化銀に熱を加えることによって銀と酸素に分解しました。この実験では、褐色の粉である酸化銀を用いて、試験管の中で熱を加えました。水上置換法により気体を集めましたが、この気体は酸素の性質をもっていました。そして、試験管の中に入れていた物質は、光沢の物質に変化しており、これが金属の性質をもっていることが確かめられました。 続いて鉄粉と硫黄を用意し、2つの物質をよく混ぜて、アルミ箔に包んでガスバーナーで加熱しました。加熱されたアルミ箔内では鉄と硫黄が化合し始め、途中からはガスバーナーがなくても自らの反応熱で化合が進んでいました。反応が終了したのちに中の物質を取り出してみると、金属の性質ではない性質が確認できました。 生徒たちはこれらの実験については、「酸化銀から銀と酸素に分解された」ことや「鉄と硫黄から硫化鉄ができた」ことは知っていますが、より詳しくこれらの現象を考えるためには、化学反応式が必要となります。この日の実験以降、中2の理科1では化学反応式について深く学習が進められています。 |
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