|
先週に引き続き、7月28日から7月31日にかけて行われた、山岳部は北アルプスの槍ヶ岳登山合宿3日目、4日目の様子をお伝えします。 前日、殺生ヒュッテのキャンプ地でテント泊をした一行は、この日槍ヶ岳の頂を目指します。 鎖場、ハシゴを含む険しい岩場で格闘すること30分。午前7時20分、今日の登山開始から約1時間で頂上に到達しました。頂上は20人ほどが一挙に登るとあまり身動きがとれないくらいの広さ。おそるおそる移動しつつ、皆で集まって記念撮影。次の登山客が待っていることもあり、あまり長い時間はいられませんでしたが、日本にこんなところがあるのかと思うほどの絶景を味わい、足早に下山してきました。 頂上まで登りきった生徒達はやや興奮気味に、ハイタッチをして互いの健闘を讃えあいました。これまでの合宿の中でも、最も長く険しい道のりであっただけに、喜びもひとしおだったようです。「合宿に来て良かったー!」という、とある生徒の感想が印象的でした。 槍ヶ岳登山合宿の4日目、一行は残りの山道を下り、帰宅の途につきます。山道の幅が広がり、徐々に観光客の数が増えるにつれて、「あぁ、帰ってきた…」という気持ちが強くなってきいきます。それだけこの4日間は日常味わえない貴重な体験をすることができたと、引率教員としても思います。 さて、山岳部の部員たちにとって登山とともに大いに楽しみにしているイベントが、合宿恒例登山後の温泉です。下山した一行は、この日もタクシーの運転手さんおすすめの温泉につかって4日分の垢を落としましました。入浴後は運転手さんからのスイカの差し入れも飛び出し、生徒も大変喜んでいる様子でした。毎年お世話になっているタクシーの運転手さん、本当にありがとうございます。 山岳部活動の集大成ともいえる今回の合宿も全員無事に終えることができました。この夏経験したことをいつまでも忘れず、今後の活動に生かしていってくれればと思います。 頑張れ成城山岳部!! |
殺生ヒュッテから槍ヶ岳山荘までウォーミングアップ。 |
途中ではライチョウを見ることもできました。 |
登頂直前、顧問から危険箇所について入念な指導、注意があります。 |
あの頂きを目指します。 |
左奥に、小さく槍ヶ岳山荘が見えています。 |
崖のような岩場が続きます。 |
この緊張感が伝わるでしょうか? |
こんなご褒美が待っていました。 |
狭い山頂で記念写真。 |
頂上へのアクセスは、この心細いハシゴでした。 |
下山も楽ではありません。 |
実は、下りの方が技術が必要です。 |
前穂高のギザギザした岩嶺がはっきり見えました。 |
興奮も冷めやらぬまま、テントを撤収します。 |
雪渓はグリセードという技術を用いて、滑りながら素早く下ります。 |
こんな姿もご愛嬌。 |
樹林帯に入れば、横尾はもうすぐです。 |
横尾で1泊し、再び上高地へ。 |
温泉でさっぱりしてから松本電鉄新島々駅へ。 |
のんびり松本に出て、中央本線で新宿に戻りました。 |
<参考> ・クラブ活動:山岳部 |