クラブ活動
2014年12月15日
科学部:スルメイカの解剖

 科学部生物班では11月22日(土)に、スルメイカの解剖を行いました。本日はその様子を紹介します。

 事前に予備実験を行い、解説用のスライドを準備してきた部長と生物班長から解剖の手順やポイントのレクチャーを受けた後、いよい解剖です。
 外部形態の観察・スケッチから始め、 外套膜 ( がいとうまく ) を開いたのち内臓のうを切開して各臓器を分離、消化管の走行・鰓心臓 ( えらしんぞう ) 等循環系の確認・オキシドールを用いたヘモシアニンの確認・生殖腺及び付属器官の確認と雌雄の同定・口器の解剖・脳の確認と眼球の解剖・寄生虫の採集と観察などなど、盛りだくさんの内容で、土曜日午後の時間をめいっっぱい、およそ5時間に及ぶ実習となりました。乾燥を防ぐために海水を噴霧しながら解剖したり、トレーに海水を張って、その中で解剖したり、工夫する部員もいました。実習時間として確保した5時間では作業が終わらずに、冷凍保存して、続きの実習を来週にまわす部員もいました。
 部員たちは、漏斗 ( ろうと ) と外套膜をつなぎとめる漏斗軟骨の着脱構造に生物進化の脅威を見出し、われわれ脊椎動物とは全く別系統の進化を遂げた軟体動物の特殊な構造に驚きを隠せない様子でした。とりわけメスで生殖腺の発達が遅かったせいか、雌雄の生殖腺の識別には苦労していました。解剖した十数個体の生殖腺を比較検討し、最終的には、オスの輸精管と精巣およびメスの纏卵腺 ( てんらんせん ) を判定し、雌雄の識別に成功しました。

 今回の実習のなかでも特に盛り上がったのは「寄生虫」でしょうか。ニベリニア・アニサキスを始め、数種類の寄生虫を生きた状態で採集し、双眼実体顕微鏡をセッティングすると、怖がりながらも食い入るように観察していました。

<参考>
・クラブ活動:科学部
・日々の成城生活:科学部の冬期林間合宿
・日々の成城生活:科学部の生物班の第4回フィールドワーク
・日々の成城生活:科学部の林間合宿
・日々の成城生活:科学部の臨海合宿
・日々の成城生活:科学部の生物班の第2回フィールドワーク
・日々の成城生活:科学部の生物班の第1回フィールドワーク
・日々の成城生活:科学部の無線班のALL-JAコンテスト
・日々の成城生活:科学部の無線班の全市全郡コンテスト
・日々の成城生活:科学部の生物班の第3回フィールドワーク
・日々の成城生活:科学部の林間合宿
・日々の成城生活:科学部の夏期臨海合宿
・日々の成城生活:科学部の生物班の第1回フィールドワーク
・日々の成城生活:科学部の無線班のALL-JAコンテスト
・日々の成城生活:科学部の無線班の全市全郡コンテスト
・日々の成城生活:科学部の生物班の水槽
・日々の成城生活:科学部の生物班の第2回フィールドワーク
・日々の成城生活:科学部の生物班の第1回フィールドワーク

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