成城スクールライフ
2018年10月30日
中3:日本学生科学賞 東京都大会 奨励賞受賞

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10月27日(土)、第62回日本学生科学賞東京都大会の表彰式が、よみうり大手町ホールにて開催されました。

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日本学生科学賞は、戦後日本の復興期に科学教育の振興を願い、未来の優秀な科学者を生み出すため「国際地球観測年」の1957(昭和32)年に創設されました。理科教育に基づく中学・高校生の公募コンクールとしては、国内で最も伝統と権威のあるものです。(日本学生科学賞HPより)

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今年は中学の部で21点の受賞作品が選ばれました。本校からは、中学3年生の萩倉悠晴君の「隅田川周辺の都市型河川の生態系」が奨励賞を受賞し、壇上で表彰状を授与されました。

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萩倉君の研究は、自分の好きな釣りをきっかけに、都市型河川の生態系を調べた内容です。足で稼いだデータが多く、丁寧な考察が審査員の皆様の評価につながったようでした。以下にその概要を記します。

隅田川周辺の都市型河川の生態系 ~運河への侵⼊経路の研究~
 研究目的  隅⽥川と荒川の下流域に挟まれたデルタ地帯には多くの運河や河川が存在する。そこにはどのような⽣物がいて、どこからやってきたのか、なぜそこにいるのかを調べることにした。
 研究方法  都市型の運河では川に⼊って調べることができない。まず、釣りや観察でどのような⽣物が⽣息しているかを調べる。それと同時に、⽔⾨や河川の環境を調べ、なぜそこにいるのか、どのようにそこに来たのかを考察する。
 研究結果  隅⽥川と荒川の下流域に挟まれたデルタ地帯の都市型河川には、ハゼやボラなどの広塩性の⽣物が多く存在し、それらは海から遡上してきたり、潮に乗って遊泳しながらそこまでたどりつき、エサや⽣息しやすい環境を求めてそこにとどまっていると考えることができた。
 まとめ
・結論
 都市型河川にも様々な⽣物が⽣息していることが分かった。この地域は海とつながる場所や他の川と合流する場所に多くの⽔⾨が設置されているが、それらを越えかなりの数の⽣物が⼊り込んできていることが分かった。
 展望  これより海から遠い隅⽥川や荒川の上流にも⼤型で遊泳⼒の強いボラやスズキ、アカエイなどは遡上していることだろう。今後は、季節によって⽣息する⽣物はどのように変わるのか、またどのような場所に移動していくかが研究課題となりうると考えている。
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