校長室便り
2015年05月31日
~よく遊べ、よく学べ~

新学期が始まり爽やかな5月の日々が過ぎました。写真は校長室の窓から見える昼休みの光景です。制服のまま、野球やサッカーに夢中の生徒達。窓の下から元気な声が毎日聞こえてきます。5月号では、「よく遊べ、よく学べ」(逆でしょうか?)の雰囲気の一部をお伝えしたいと思います。

1.朝の登校風景

毎朝、多くの生徒が明るく元気よく挨拶して門を通ります。楽しそうに登校してくることが何よりです。生徒会の生徒たちが自主的に通学路に立ち、横に広がらないよう見ています。警備員さんも一緒に立って生徒の安全を守ってくれています。最近は、成城生以外の人々が私に挨拶をしながら学校の前を通り過ぎていきます。女子医大方面へ仕事に向かう人、韓国学校の児童・生徒達、牛込柳町方面に向かう幼稚園や保育園に行く小さな子達など色々な人から挨拶をされます。地域と学校の、清々しい朝のスタートです。

先日、「景色がすっかり変わりましたね。」と或る人に言われました。校舎のことかと思ったら、生徒のことでした。始業のチャイムが鳴る直前に、正門の周辺に生徒は誰もいなくなります。私が着任した頃はチャイムが鳴っている中を、黒の制服集団が走って門を通り抜けていたことを思い出すと、確かに景色が変わってきました。

2.Google本社元副社長の村上憲郎氏講演会

5月9日(土)に師親会(PTA)総会がありました。本校の総会では講演会が恒例となっており、今年はGoogle米国本社元副社長の村上憲郎氏に講師をお願いしました。村上さんは現在、国際大学GLOCOM主幹研究員・教授、大阪工業大学客員教授等の教職にも就いておられ、長年の海外勤務のご経験から、海外からみたグローバル化、日本の若者へのメッセージを「グローバル時代を生き抜く」と題してお話しされました。保護者対象ですが、今夏のグローバル研修に参加予定の生徒や、教員も多数参加し、小講堂はほぼ満席でした。

  • ご講演では、グローバル化は避けがたい現実であること。グローバリゼーションは、International(本国に留まりながら国際化する段階)、Multinational(本国の下で複数の国に拠点をもつ段階)、 Transnational(複数の国に拠点があり自在に行き交う段階)という三つの段階があり、Global = Transnational  つまり、トランスナショナル人材がグローバル人材であるということでした。
  • 本校のグローバル教育も同じような段階を踏んで進んでいると思います。第1段階は、本校を拠点にカリフォルニア大学の学生たちを招いて英語で議論・企画・発表をする「エンパワーメント・プログラム」を開始。今年は3回目になります。次の段階が、本校から「オーストラリア」「台湾」など他国へ行き授業を受けるもので、これは今年度初めて行います。第3段階は、他国で学ぶ 「海外留学」となるのでしょう。本校もようやく留学制度ができこの夏には数名が出発します。
  • 村上先生は「今からは手遅れかも・・・でも今やらなければもっと遅れる」と、「中学生英語必勝」「高校生英語必勝法」を教えて下さり、生徒達に発破をかけてくださいました。
  • 参加した生徒の100枚を超える感想文を読んでみると、生徒達はご講演で刺激を受けたようで、グローバル人材の姿を自分なりに掴み、ああなりたいと理想を持ち、勉強する気になったようです。今自分がやりたいこと、やろうと思ったことを、とことんやる、最後まであきらめないで頑張る、これが自信につながっていくと思っています。

3.プール開き

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5月考査最終日5月27日午後に、きれいに塗りかえられて眩しく輝くプールサイドで、プール開きが行われました。高校水泳部の部員一同が参列し、体育科の教員、ボイラーその他のプール全体を管理して下さる職員らに見守られ厳粛に行われました。この日より、泳力と精神力を鍛えるための水泳がこのプールで始まります。部活動のみならず授業においても、事故なく安全に行われることを祈願して訓辞をし、プールに向かってお祓いをしました。その後、部長と校長が、プールの四隅にお神酒を奉納しながらプールを一周し参列者全員で安全を祈願しました。

20150531_p3続いて、水泳部部長による泳ぎ初め、そのあとに続いて全部員が一往復ずつ泳ぎを披露して終了。今夏の成果を期待しています。

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4.ルース・ジャーマン・白石氏講演会

テレビなどでお馴染みのルイス・ジャーマン・白石さんを本校にお招きして、5月30日(土)グローバル講演会を開催しました。教員、生徒、保護者を対象に「そもそもグローバルってなんでしょう? あなたの将来のライバルは日本にいない」というタイトルで お話を頂きました。ルーシーさんとのご縁は本校高3の保護者が作ってくださいました。ルーシーさんと保護者の方の素晴らしい応援が嬉しく、感謝しています。ルーシーさんは29年間日本に住み、様々な挑戦、活躍をされている前向きで努力家の素敵な女性です。世界を行き来しながら日本を見る目は鋭く、29年間で日本がどう変化したか、これからどうなっていくのかを語りながら、グローバルとは「将来のライバルが日本にいない、海外にいるということ」と説明されました。生き残るためのグローバルマインドを自分の中にセットすればいい、と日本を犠牲にしない適応の仕方を、ユーモアあふれるトークで伝えてくださいました。

「日本人が世界に誇れる33のこと」「やっぱりすごいよ、日本人」の著書をサイン入りで頂戴しました。この2冊は生徒が閲覧できるよう図書館の蔵書とします。あっという間の90分で大好評でした。

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メッセージを頂きました。  「一緒に日本を大事にしましょう!! 」

メッセージを頂きました。
 「一緒に日本を大事にしましょう!! 」

 

明日から6月。いよいよ創立130周年記念式典と新校舎落成祝賀会が目前に迫ってきました。会場の関係で、式典は1800名、祝賀会は600名の規模ですが、ご来賓や卒業生との交流が今から楽しみです。

平成27年5月31日

学校法人成城学校
成城中学高等学校
校長 栗原卯田子

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