校長室便り
2016年02月06日
冬来たりなば春遠からじ

今年から本校は中学入試のウェブ出願を始めました。その関係で、校長室便り1月号は、ホームページ上で合格発表が終わった後に発行することにしました。遅くなりましたが、ご理解ください。

 

1.冬休み~始業式

私事ですが、この冬は国際的なテロの心配があることから、年末年始を国内で過ごすことにしました。久々の年末休暇とばかりに、12月27日からクローゼットや庭の倉庫、書斎等、暮れの大掃除を徹底的にやりました。きっと体力が低下していたのでしょう。体内の水疱瘡の菌が暴れだして口唇ヘルペスになってしまい、この結果として家でじっとしているお正月になりました。

 

そのような中、元旦の新聞に「新元素 日本の発見認定」という記事が目にとまり、印象に残りました。これはご存知の通り、理研が合成した原子番号113の元素が新元素として認定されたという歴史的快挙ですがスタップ細胞に関連して信頼を失っていた理研の名誉挽回ともなり、素晴らしさと同時に、信頼を回復することの大変さが伝わってくるニュースでした。

話は変わって、1月4日に出勤したときのこと、牛込柳町の駅前から正門までの通りを本校の生徒たちが清掃しているのに出くわしました。聞くとバスケットボール部の生徒たちでした。理由は聞きませんでしたが、さわやかな笑顔が素敵でいい光景を見ました。さらに休み中も毎日学校に来て、教室や自修館で勉強する高3生を見かけました。

 

さて、8日の始業式では中学も高校も元気な生徒たちと再会しました。

3学期、高校3年生は授業が選択講座制に切り替わり、センター試験の翌日は自己採点です。データリサーチによる結果を基に出願のための面談も始まりました。いよいよ大学入試が本番になりました。最後まであきらめない頑張りを期待しています。

 

2.町会新年会

1月は賀詞交換会、情報交換会、新春交歓会など、新年のご挨拶をする機会がたくさんありました。その中のひとつ、1月9日(土)に行われた町会の新年会を紹介します。

町会の関係者による年始の会があり、教頭と二人で参加しました。町会の人たちが手作りしたお料理を囲んで語り合う、ほのぼのとした気さくな会で毎年参加しています。団体の代表者は1人ずつ新年の挨拶をして、抱負を述べたり近況報告をします。私は、町会長から学校に感謝状を頂いていたので、昨年の本校創立記念事業や町会の避難訓練のこと、そしてその折に配らせて頂いた「非売品うまい棒」のエピソードを語りました。懇談の中で地元の方より「成城はよくなっていますね。」と励ましていただき、地域からの期待も感じました。ビンゴゲームが恒例で、私たちは二人とも景品を頂くことができました。因みに私が獲得したのは「消えない安全なろうそく」でした。新年に意味深く頂戴いたしました。

 

3.校友会総会

成城学校は、創立記念日である1月15日に満131歳を迎えました。成城学校のOB会である校友会の総会が、132年目に入った1月17日(日)に小講堂で開催されました。

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会務を終えた後は恒例の総会講演会。今年の講師は多田旭氏で、東京消防庁でのご経験をもとに「防災よもやま話」と題してご講演されました。講演の最後には、生活に役立つ情報として、関係する資料を配布して下さいました。校友会が同窓会としてより発展しますよう期待しております。

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4.中学説明会

1月16日(土)は、今年度最後の中学校の学校説明会でした。今年から説明会の申し込みをインターネットで行うことにしたところ、多くのご参加を頂いて、それまでの5回とも定員で締め切らせて頂きました。そのことから、最終回は全員の予約を受け付け、結果として、当日は会場を複数設置して、同一内容で同時に開催しました。幸い、大きな混乱もなく無事入学試験を迎えることができました。改めて受験生の皆さまのご理解とご協力に感謝申し上げます。

 

5.他校訪問

1月下旬、私立学校の英語教育を研究しようということで、数名の本校教員と私でスカイプ英会話の実際を視察に行きました。特に英語教育については、改革の一環として様々試行が各校でされていますので、どのような取り組みがされているのか、施設や費用の問題なども含めて様々な課題を認識していました。訪問校のご好意で、両校の教員による懇談の場ができ、スカイプ以外にも話が弾んで結果として大変有意義な勉強会となりました。今後も交流を深めていきたいと思っています。

希望者対象。放課後自分のiPadやPCを定められた場所に持ち込み、自分で25分間英語の勉強をする。

希望者対象。放課後自分のiPadやPCを定められた場所に持ち込み、自分で25分間英語の勉強をする。

きめられたテキストで進めていく。相手が女の子だと話がはずむ?

きめられたテキストで進めていく。相手が女の子だと話がはずむ?

 

6.再びの訃報

本校養護教諭の佐脇巳恵先生が、1月23日午後10時24分に亡くなられました。10月考査の後から具合が悪いと休暇を取られて、その後入院。年末に家庭に帰って再入院した後のことでした。実は佐脇先生は6年前から病気と闘っていたそうで、そのことは家族と限られた友人以外、誰にも知らせずに頑張っていたようです。学校では皆、突然の訃報に驚きを隠せませんでした。まだまだ受け止めがたいことですが、佐脇先生は、養護教諭として「生きること」を全うされたのだと思います。本校には15年間お勤めになり、生徒や教員の健康管理や保健指導に大変尽力されていました。どれだけの生徒、教員がお世話になったことか・・・。私個人のことでいえば、去年足の大怪我をした時も、手術の前に病院に駆けつけ色々と教えてくださり、さらには復帰後の学校での執務環境を心配して車いすなどを整え、他の先生方に協力の手配をしてくださった先生です。助産師と看護師の免許をもち、その現場を経験してきた佐脇先生は、「私は臨床の出ですから・・・」と言いながらチームで仕事をすることに協力的でした。まさに誰よりも人のために生きて自分の命を全うした、そう言える人生だったと思います。1月28日(木)告別式の朝、緊急全校集会を開いて、皆で黙とうをささげてご冥福をお祈りしました。

 


3回の中学入試が終わりました。小学6年生はこれまでにない大きな経験をしたことと思います。これを糧にこれからを頑張ってください。

翌週は高校入試です。高3生は大学入試が本番です。

心境はまさに、「冬来たりなば春遠からじ」頑張れ、成城生!!

 

 

平成28年2月6日

学校法人成城学校
成城中学高等学校
校長 栗原卯田子

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