校長室便り
2016年08月31日
グローバルな夏・日本の夏・成城の夏

リオデジャネイロ・オリンピックが終わり、日本人選手の活躍と成果は、2020年東京オリンピックへの期待を一層高めたと思います。また、時を同じくしてイチロー選手のメジャー通算3000本安打の偉業も日本中を沸かせ、グローバルに活躍する日本人が注目された8月でした。成城も熱くて暑い夏でしたよ。

1.オーストラリア事前学習

8月6日、今夏のオーストラリア・グローバルリーダー研修の事前学習として、本校社会科の有阪教諭にオーストラリアの地理、歴史、文化について講義をお願いしました。特に研修に予定されているクィーンズランド大学での講義に備えて、「多文化主義と多様性」をテーマにした事前学習は現地での講義やディスカッションに役に立ったことと思います。8月15日に出発して、26日に全員予定通りに無事帰国しました。2回目となる今回の研修では、先月の事前視察で、相手校のカリキュラム等に要望した事柄がすべて実現されていたことを思うと、ホスト校の熱心な姿勢や対応に感謝するばかりです。新たなスポーツ施設も、教育施設の視点で昨年以上でした。来年3月に台湾研修などもあわせて報告会を企画する予定です。

「多文化主義と多様性」を事前学習する生徒たち

 

2.第4回エンパワーメント・プログラム

今年もカリフォルニア大学をはじめとするアメリカの大学生たちを招いて、8月8日から12日まで、エンパワーメント・プログラムを実施しました。今年の参加者は93名。協力してくれた学生はカリフォルニア大学の5校のほかにハーバード大学、プリンストン大学などの学生でした。

オープニングセレモニーで、” Seijo is the first school that started this program in Japan.”とスピーチすると、海外の学生たちがすぐさま感嘆の声をあげました。さらに、surpriseとして、K君を紹介しました。彼は現在ミネソタ大学に在学する本校の卒業生ですが、一時帰国しているためエンパワーメント・プログラムのオープニングに参加してくれました。すると学生たちは、彼を受け容れ5日間のプログラム全日程に参加することになりました。思えば、海外の学生たちはいつもこのように場を盛り上げる存在でした。

 

開会式を前に緊張する生徒たちとK君(最前列)

 

 

Opening Ceremonyで自己紹介する学生

 

今年は3年連続で参加した生徒がいるため、初めてクラスを(Basic ・Intermediate ・Advantage の)3つ設置しました。

Basic(初級)を担当したファシリテーターはデレック先生。昨年も担当したベテランです。

まずはファシリテーターの指示でグループ学習

まずはファシリテーターの指示でグループ学習

学生からの質問に、各生徒が答えていきます

議論した結果を短時間でポスターにまとめて発表します

議論した結果を短時間でポスターにまとめて発表します

 


Intermediate(中級)を担当したオーエン先生は、初日から全生徒の名前を覚え、名指しで質問しながら対話を進める熱血先生。

大きな声で課題を指示するオーエン先生

成城生は5人1組となり学生と一緒に課題に取り組みます

成城生は5人1組となり学生と一緒に課題に取り組みます

この日小林君(右)は中級クラスで学生役を務めました

この日K君(右)は中級クラスで学生役を務めました

 


Advantage(上級)を担当したサイモン先生は、2年目から本校のプログラムに力を貸してくれている先生で、エンパワーメント・プログラムのリピーターや英語力の高い生徒を相手に、今年は「初めてのディベートに挑戦しよう」と目が輝いていました。毎日少しずつレベルを上げて取り組みました。

議論やディベートの準備は5人の生徒と学生が一緒に取り組みます

学生に助けてもらいながら真剣にディスカッションをします

学生に助けてもらいながら真剣にディスカッションをします

息抜きにみんなでゲーム

息抜きにみんなでゲーム

 


今年の上級クラスでは様々な視点から「教育」がテーマとして取り上げられました。

アフガニスタンで女子学校を運営するShabana Basij-rasikh さんのスピーチを「Ted Talks」のビデオを使って聞き、その後にグループディスカッションをするという場面では、私にとっても、大変印象的で心に残っています。

Shabana Basij-rasikh さんのスピーチ(「Ted Talks」より )

Shabana Basij-rasikh さんのスピーチ(「Ted Talks」より )

image014

 


プログラム最終日の午後は、3つのクラスとも保護者を招いての発表会が開催されました。以下の写真はその様子です。

緊張の空気が漂う中、初級クラスでのpresentationが始まりました

後ろで保護者が見守ります

後ろで保護者が見守ります

ニシノフォトさんが修了証を手にした生徒を一人ずつ写真撮影しました

 


中級クラスでのpresentation

上級クラスでのpresentation

 


発表会終了後、全員が小講堂に集まり閉会式。

image020ファシリテーターの3名、続いて海外の学生たち、そして、小林君。一人ひとりからメッセージをもらって、最後に私からClosing speechをしました。ここで最も伝えたかったことは、この経験をこれからにどう生かしていくのか、それが大事だということ。そして君たちにとって小林君は一つのロールモデルかもしれないと付け加えました。本当に熱くて暑い5日間でした。

 

3.写真展に高3が入賞

全日本写真連盟が主催する「全日本写真展2016」に、成城高校3年生の岡本太玖斗君が応募した『連なる』という作品が高校生の部で銅賞を受賞し、ホームページや新聞に掲載されました。おめでとう!!

 

4.中学体操部が関東大会へ

本校の中学体操部が第47回関東中学校体操競技大会の出場権を得ました。中学3年の三井瑠海君、2年の飯塚貴大君、吉村悠里君、1年の伊藤悠貴君が出場し、3年の天野佑哉君が補欠で参加しました。15位という結果でしたが、クラブチームでもなく外部コーチもいない「学校のクラブ」として団体出場したことを誇りに思います。今大会をバネに頑張ってください。応援していますよ。

 

掲げられた懸垂幕

 

5.105期生同期会

平成3年卒の105期生が母校で仲間に会いたいと8月11日に約50名が集まり同期会が開催されました。「今の成城を語ってほしい」と声がかかりましたので、会場に出向くと、男子校育ちのおおらかな雰囲気が漂ってきました。村岡教頭が教員時代に担任した、そして、事務室の村田さんが在籍していた学年で、とても気さくな卒業生たちと楽しいひと時を過ごすことができました。村田さん曰く「男子校育ちで悪ノリが大好きな、『成城』を愛する人間ばかりです。」本当にその通りでした。中でも、我が子を成城に入れたい、と嬉しい言葉を数々頂きました。バンカラ時代を自慢するお父さんたち、今はカッコいい社会人ですね。私も自分の教え子たちに出会ったような懐かしい気持ちになりました。

 

6.マリースクールとのコラボ

元麻布にあるマリーインターナショナルスクールは「英語で理科・数学」を学ぶことを通して英語教育をしている学校です。先月、マリースクールが出前授業の実施校を募集していましたので応募しましたところ、8月6日に実施校が発表され、何と本校が採択されました。これからマリースクールの先生方と一緒に成城中学校の生徒向けに「英語で理科・数学(算数)」を学ぶ授業を企画していきたいと思います。楽しみです。

 

いよいよ明日から2学期。生徒たちは授業開始とともに、文化祭の準備や部活動で忙しくなります。学校に全生徒が戻って、活気のある生活が始まります。やはり学校は生徒でにぎやかでなくちゃ!!  2学期頑張りましょう!!

 

平成28年8月31日

学校法人成城学校
成城中学高等学校
校長 栗原卯田子

  • キーワード検索