クラブ活動
2019年05月13日
文芸同好会:春の文学散歩(初の吟行)
 数十年の歴史を誇る成城文芸同好会。一時は少ない所属会員の中で細々と、しかし、アットホームな雰囲気の中で活動してきましたが、近頃はメンバーも大幅に増え、アットホームな雰囲気はそのままに、活気は倍増してきました。
 「文学」「文芸」というとあまりなじみもなく、お堅いイメージを持つ人が多いかもしれませんが、成城文芸同好会は、敷居が高いということは全くありません。文学や本に親しむ心のある人には常に門戸を開いている会です。活動内容は、小説や評論を書いたり、作家研究(作家を調べてまとめること)をしたり、読書会(テーマを決めて持ち寄った本の紹介)をするなどといったものです。他にもメンバーみんなに人気の「リレー小説」などもあります。「リレー小説」は、複数人で集まり、自分の前の番の人の小説に次々に続きを書き足していき、みんなで物語を完成させるというものです。
 それ以外に、文芸同好会では不定期に「文学散歩」という催しを行っています。「文学散歩」とは、文人ゆかりの地や文学館などを巡るフィールドワークで、長期休業期間中には宿泊を伴った大規模なもの(合宿)を、課業期間中には箱根山公園や漱石山房、永青文庫などの近場の施設を巡るものです。
 今回の春期休業中は、「吟行」(文学散歩など外に取材し、短歌・俳句・詩を作ること)と称して、成城学校を出発し、早稲田を通り、神田川を渡り、肥後細川庭園に行きました。この「吟行」、実は文芸同好会初の試みで、どうなるものかという不安もありましたが、予想外にも盛り上がり、各々が意欲的にそれぞれの世界観を表現していました。初の試みは真っ白な地図を渡されたような心持ちからのスタートでしたが、白紙でも自分の意志次第で地図を描ける。逆に真っ白だからこそ自分の世界を自由に表現できる無限の可能性を秘めているのだということがわかる半日でした。青い空と薄紅の縁の純白の桜の下、思い思いに思案する姿は、さながら一流作家顔負けの若々しい「文豪」でした。
のびのびと創作活動。

桜の下でのびのびと作歌活動。ごろごろできるのも吟行の長所。

吟行手帳と桜。

桜の花びらと吟行手帳。春の風に吹かれてこの短冊に思いを書き込む。

詠唱(発表)タイム。

発表タイム。照れくさいけれど、作品が世に出る瞬間。それぞれの感性が輝く。

 


 

 

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