校長室便り
2018年07月01日
自らの道を自ら切り拓く

懸垂幕梅雨が明け、暑い日がやってきました。6月2日、3日に高校バレーボール部は関東大会に出場。その栄誉を讃える懸垂幕が、体操部に続いて加わりました。今、暑い空に輝いています。1学期の山場ともいえる6月。私としては年度の方針を固めつつ色々な対応に追われて忙しく過ごしましたが、それだけにやりがいのある1か月でした。

 1. 英会話レッッスン

実は6月1日から2週間、スカイプで英会話レッスンを体験する機会を得て、本校の先生方6名と一緒にチャレンジしました。

「生徒」として学ぶ中で、実力をつけるためには自分はどういう生徒であるべきかと考えながら、一生懸命取り組みました。忙しくてなかなか時間が作れなかったのですが、それなりに勉強のコツをつかみ、この期間に立てた自分の目標を何とか達成しました。結果としてとても楽しい時間になりました。先生に励まされ、達成して褒められるのは嬉しいことですね。

2. 男子校フェスタ 新聞広告

今年も恒例の「男子校フェスタ」が6月3日に開催され本校も参加しました。会場である新聞社の方から「先生にお渡ししようと思って持ってきました。」と紙を手渡されました。明治十九年七月の新聞広告のコピーでした。

「〇文武講習館改称広告 今般成城学校と改称す」ただこれだけのシンプルな広告なのですが、眺めていると当時の学校の思いが伝わってきました。終業式に発行する「学校だより」に私の思いを書いてみようと思っています。

3. 今年度のマリースクール

2年前から試行を始めた「理科と算数による英語講座」です。今年度は中学1年生を対象に週1回、1年間を通して試行してみることになりました。期末考査が始まるため、6月末に1学期の分が終わりました。希望する中学1年の生徒が約100名参加しています。

マリー② マリー③ マリー①
今年度の最後には、自分で考えた実験をポスターにまとめ、結果を皆の前で英語でプレゼンテーションする予定です。中学1年生でどこまでやれるかな? 失敗してもいいからとことんやってくださいね。楽しみにしていますよ。

4. 高入生面接

ご存知の通り、本校は中高完全一貫校への改編を目指して、今年2月が最後の高校入試となりました。高校1年生の高校からの入学生(高入生)全員と、私はこの6月に面談をしました。

最後と分かっていてよくぞ入学してくれた、という思いで面談に臨みましたが、すっかり馴染んで既にずっと成城にいるような感じのする生徒たち、という爽やかな印象を持ちました。

男女共学の中学校から高校に入学してきた数年前の高入生が、以前、弁論大会で男子校の良さをスピーチしたのが心に残っています。「僕は女子たちを意識して自分を殺していた気がする。今自分は成城に来て思い切り自分の個性を出して、友と一緒に考えたり語ったりしている。」

成城生の皆さん、男子校の良さを満喫しつつ、雰囲気に溺れることなく、個性と能力を伸ばす努力を続けてください。

5. 視聴覚行事

6月18日にシルクドソレイユの「キュリオス」を全校生徒で見に行きました。恒例の視聴覚行事です。

キュリオス会場

サーカスというより、壮大な舞台芸術だと思いました。会場に入るや否やワクワクしてくる舞台の構成、圧倒される観客との距離感、ストーリーの面白さなど素晴らしい完成度です。芸術性の高さはもとより、人はここまでできるのだと驚かされるパフォーマンスに人間力のすごさを見せつけられ、言葉になりませんでした。

これを見たジャグリング部や体操部の生徒たちは人一倍感激したことでしょうね。

6.台湾の大学に2名合格

最近、本校の卒業生で海外大学への進学者が増えています。といってもアメリカなどへはあまりに学費が高くてなかなか進学することができません。

この6月、3月に成城高校を卒業した2名が台湾の大学から合格通知を受け取りました。一人は台湾研修の1期生、もう一人はオーストラリア研修の1期生で、私が同行したときなので二人ともよく知っている生徒です。

彼らのうちの一人は来月早々に出国して入学前にサマースクールを受け、単位を先取りしたいと意気込んでいました。

進学先は異なるものの、共通して彼ら二人は努力家です。苦労しています。しかし、自分の夢を持っています。台湾の大学への切符に自ら立てた志を込め、自らの道を自ら切り拓いていくことでしょう。そして、未来に新しい何かを創り出すことを期待して見守っていきたいと思います。

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6月のある日、やはりこの3月に成城高校を卒業した一人の大学生がひょっこり校長室にやってきました。第一志望だった国立難関大学の受験に失敗して、卒業式の日は少しさえない顔をしていた彼です。今、進学した大学で楽しくやっているとのことでした。

この日私に伝えたかったことは二つあると言いました。「自分はいろいろ失敗したけれど、今の自分は成城で過ごした6年間が土台となっていると思います。」そしてもう一つはおまけ。大学でできた友達が以前の私の教え子であったということでした。これらを伝えたかった、と。もの凄く嬉しかったです。大学でのこれからの活躍を祈るとともに、この思いを後輩たちに伝えたいと思いました。

平成30年7月1日 校長 栗原卯田子

 

 

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