成城の教科教育

国語科

ことばを豊かにする

国語という教科は、日常的に使うことばを相手にする教科です。そのため、あらゆる教科の基礎となるものだといえます。また、人間が学習し、知識を得、ものごとを考え、なにかを創りだすためにことばは最も大切な道具です。じぶんというものをつくっていく分身のようなものでもあります。ことばが豊かな人は、学習においても人生においても豊かなものを得られるでしょう。国語の学習を通じて、豊かなことばを身につけて欲しいと思います。

学校図書館と連携した授業

国語では図書館と連携した授業を行っています。本の専門家である司書と組むことで、教科書にとどまらない授業を展開するためです。授業を通じて、図書館や司書を身近に感じ、授業外でも積極的に本(ことば)に触れてほしいとも考えています。

数学科

数学の面白さ・論理的思考力を学びとる

中学では「代数」「幾何」「統計」の3分野に分けて並行して授業を展開しています。特に「統計」においては、高校の教科「情報」との関連性も高いため、情報の単元とコラボレーションさせて週1単位で授業を展開しています。週3単位の「代数」と週2単位の「幾何」においては、数学史や自然の中の数理的な現象も扱い、数学への興味や探究心を喚起しています。高校では、様々な単元を通して論理的思考力を養い、問題の答案として表現するための記述力を修練していきます。

文系理系合同の入試対策演習

高3では教科書を終えた単元から順次、入試対策演習をおこなっています。大学入試方式の多様化に対応し、文系も理系と同じ演習を受講できるようにしています。習熟度別のクラス編成で、共通テスト対策から最難関大学対策までを幅広くカバーしています。

英語科

基礎からじっくり 4技能を向上させる

小学校での学習到達度に関らず、本校では全員同じスタートラインから学習を始めます。ネイティブスピーカーと日本人教員による英会話の授業を各学年週1時間でおこなうなど、4技能(聞く・話す・読む・書く)をバランスよく習得させていきます。高校では、大学入試も視野に入れ、「英語は使うことによって習得できる」ということを意識させながら、英語力・コミュニケーション能力を向上させることを目指しています。

ネイティブスピーカーによるライティングの授業

高1・高2において、ネイティブスピーカーによるライティングに特化した授業を週1時間でおこなっています。自分の意見やその根拠などを自分の英語で発信できることを目標とし、添削をおこなうことにより、より多くの英語表現が定着するように指導しています。

理科

実験や観察を通じて「ホンモノ」に触れ、科学的な考え方を身につける

中学では「物理・化学分野」を扱う「理科1」と、「生物・地学分野」を扱う「理科2」に分けて授業を展開しています。様々な理科の知識を講義で学ぶだけでなく、実験や観察を数多くおこない、身近に起こる現象についての理解を深め、自然に対する興味・関心を育てています。
【校長だより2024.11】理科実験特集

高校からは「物理」「化学」「生物」「地学」の4分野に分かれ、より高度な知識や技能を学習し、難関大学入試問題に対応できる力を養います。興味の幅をさらに広げ、科学的な考え方の完成を目指します。

生き物に関するレポートの作成

中1の理科2では、興味を持った生物に関する研究発表をおこなっています。テーマ設定から結果・考察まで自分で考えてレポートを仕上げます。さらに研究レポートをポスターにアレンジしてポスター発表をおこない、生徒どうしで評価し合います。また、ポスターは文化祭期間に掲出し、ポスターコンテストとして来場者に投票してもらうなど、第三者に評価してもらう機会を設けています。

社会科・地理歴史科・公民科

総合的な知を身につけ、社会をみつめる

中学では1・2年で歴史的分野と地理的分野、3年で公民的分野を学びます。それぞれ特色を持つ分野ですが、最終的な目標は共通です。それぞれの視点から、過去から現在に至るまでのさまざまな社会事象を学ぶことで、分野をこえた総合的な知を身につけることを目標としています。高校では、より幅広い知識を習得するとともに、本格的な論述問題に対応するための授業も設定されています。また、夏期と冬期に開講される進学講習では、生徒の興味関心を引き出すため、座学にとどまらない多種多様な講座が開講されています。

環境地図の作成

中1・中2の生徒を対象に、自分でテーマを設定し、調べ、結果を考察するための環境地図の作成をおこなっています。実際に現地に足を運び五感を通じて感じることの大切さも伝えており、生徒の学びのモチベーションにつながっています。

保健体育科

伝統を継承する

保健では「健康とは何か」ということを大きなテーマとして、身体や心、飲酒、喫煙、薬物、感染症、医療制度など学問横断的に幅広く学びます。心身ともに健康に生活をしていくために、また日常生活を送るうえで知っておくべき知識や技術を身につけます。

体育では運動技術やルールを基礎・基本から段階的に学び、高3では道具の準備や審判も含め、生徒自身による試合運営を目指します。また、中学運動会での中3による「成城体操」や高2の「臨海学校補助員」など、伝統を後輩へ受け継いでいく指導をおこないます。

技術家庭科

〈技術科〉ものづくりを通じて、「豊かな心」を養う

素材に働きかけ、自己の知識や技能を最大限に利用して物を作る。 先人の知識を尊い、無駄を省き、資源を大切にする。そのような豊かな心を養うことを目指しています。具体的には、製図、木材加工、金属加工、栽培、電気実習、情報実習などをおこないます。

〈家庭科〉日常をより楽しく

中学では衣・食を中心に、高校ではより深い学びに繋げるための基礎的知識の習得を目標としています。高校では食・住・法律を主なテーマとして、分野ごとに関わりのある他教科の要素も取り入れることで広い視野を持った自立した人材の育成を目標としています。

芸術科

〈音楽科〉「感性と創造力」、「自ら気付く力」を育む

授業では歌・合奏・鑑賞・楽典を中心に生涯教育としての音楽を学ぶと同時に、様々な要素を含む音楽を通じて、「自ら気付き表現できる感性」と「創造力」を育み、自己のイメージや感情、生活や社会、伝統や文化などと関連付けることのできる視点を養います。

〈美術科〉世の中の現象を、造形的に考える

絵を描いたり、彫刻をつくったり、デザインを考えたり、動画を編集したりしながら、世の中の現象を造形的に考えることによって、これからの自身の生活を豊かにしたり、豊かな心を育めるような体験をしてもらいたいと思っています。

情報科

目まぐるしく変化する社会への対応

中高一貫校の特色をいかして、情報科と数学科が協働する「数学統計」という授業を中1で週1時間設定しています。この授業では、実際のデータに対して生徒自身が表計算ソフトを活用することで、データサイエンスを体感できるようにしています。合わせて、情報モラルやリテラシーについても時間をかけて指導しています。
高1で設定している「情報Ⅰ」では、プログラミングやデータ分析についての実習時間を豊富に確保して、知識と経験を積み上げていきます。高3では週1時間、共通テストに対応する授業を設定しているほか、2026年度からはDXハイスクール採択校として「情報Ⅱ」を選択できるように準備しています。