学びの自己分析

自学自習の実践

高大接続改革の方向性に沿ったカリキュラムへ

2021年度に「センター試験」から「共通テスト」へ移行しました。2022年度からは、新学習指導要領に基づく教育課程に移行します。こうした変化の背景にあるのが、「高大接続改革」です。
本校ではカリキュラム委員会を設置し、完全中高一貫校の教育を再編成しています。

本校は中高完全一貫校となり、改革が進んでいます。その根幹として重視されるのは「自学自習」の習慣形成です。本校の校訓・校歌では「自学自習」をうたい、「学習十五則」では「常に自ら学習すること」を強調しています。こうした習慣形成は、ラーニング・ソサエティ(学習を続ける社会)の到来とともに、より求められてくるようになるでしょう。本校の進路指導は「やり抜く力」を鍛える男子伝統教育をベースに、自学自習の習慣形成を促し、多様な志望に応えたいと考えています。

進路指導係主任

英検準会場実施

近年の大学入学試験では、英語民間試験利用型が増えています。しかし、実用英語技能検定(英検)の本会場試験は、日曜日に実施されるため、部活動の公式戦と重なることも少なくありません。そこで、文武両道の実践、受験機会の保障の観点から、2017年度より準会場試験(本校会場・金曜日実施)を行っています。

学力学習実態調査〔中1~高1〕

ベネッセの「学力推移調査」(中学・年2回)・「スタディーサポート」(高校1年・年1回)を実施しています。これは、学力や学習の到達度を確認するテストで、目標達成のための生活習慣改善や学習法改善を図っています。結果は詳細な個票で返ってくるので、保護者会や面談などで活用します。

模擬試験〔高1~高3〕

高1で3回、高2で4回、高3で5回の模擬試験(ベネッセ・駿台・河合塾)を校内で実施し、学習定着度の把握と、志望校決定の材料に活用しています。その他、大学別模試・共通テスト同日模試の受験も勧めています。模擬試験の結果は、校内で分析して課題を共有するとともに、生徒にフィードバックして、生徒の主体的な学びを促しています。

高校の科目選択とコース分け

高校1年 音楽・美術の選択に基づいてクラス分けを行います。
高校2年 生徒の志望に基づき文系コースと理系コースに分かれます。
文系では日本史・地理、理系では物理・生物の科目選択を行います。
高校3年 文系コースと理系コースの2コース制を継続します。
文系では世界史・日本史・地理、理系では演習科目で物理・化学・生物の科目選択を行います。
※選択科目を多数用意することで、近年の大学入試方式の多様化に対し柔軟な対応ができます。