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中学校:運動会中3種目

12日にあった中学運動会。本日は、その中でも中3の種目にスポットを当てての記事です。

まずは100M走。土のグラウンドに比べ、初めての人工芝は、凹凸や滑りやすさはなくなったものの、普段の地面にはない柔らかさや慣れない摩擦、コースのカーブの急さに転倒したりバランスを崩したりする生徒もいました。しかしながら、一人一人が一所懸命に走り、ゴールしました。他学年に比べ、来年は高校生ということもあり、力強く勢いのある走りでした。

次に障害物競走。テニスラケットでのボール運び(スラローム)から、ネットくぐり、来場中の保護者の方とのじゃんけん、ぐるぐるバット(垂直に立てた野球用の金属バットに額を載せて3周回る)を経て、目が回ったところでのずた袋跳び(ずた袋を穿いてジャンプしてゴール)というなかなかハードなコースでした。足の速さだけではなく、バランス感覚や跳躍力など、さらには運が問われる競技でした。

徒手体操は、1学期からの練習の成果もあり、全てがぴしっと決まりました。ピラミッドは男子校ならではの迫力でした。

全員リレーは、クラスの全員が一つのバトンをつないで走るという大きな共同競技です。一人一人の気持ちと努力がクラスの全員に次々に手渡されていきます。走る生徒のそれぞれが出席番号を表すゼッケンを着て走ります。自分の番を待つ生徒や走り終えた生徒は、走っているクラスメイトへ精一杯の声援を送ります。走る方も、応援する方も、観客席で見ている方も、感動する最高潮の盛り上がりを見せた競技でした。

棒倒しは、自チームの棒(柱)を守りながら、相手チームの棒(柱)を攻めて倒しに行くという競技です。中3は6クラスのため、赤組と白組に分かれて行いました。赤白の組み合わせは、担任がその場でくじを引いて決まります。偶然で一緒になったクラスと共闘し、ぶつかったり押さえたり、壁を作ったりよじ登ったり、大興奮でした。

大トリは選抜リレー。クラスの期待を一身に背負った代表選手の疾走です。クラスメイトは、クラスの命運を代表者に賭け、その思いを応援に込めて観戦します。バトンを落としてしまったり、うまくスピードに乗れずに抜かされたりするハプニングもありました。悔しい思いや焦り、諦めない信念や勝利への執念は次の走者へと渡され、やがてゴールへと向かいます。ゴールした瞬間に、それらの感情は喜びへと変わり、クラスメイトに伝播します。

中3は、来年は高校生ということなので、運動会ではなく、スポーツ大会になります。しかし、最上級生として下級生をまとめたり、集まって会議や準備をしたりして、運動会を成功させたことは大きな自信となり、高校でも活躍することだと思います。みんなで協力すること、一所懸命に努力することの大切さを学んだ運動会でした。

大迫力のピラミッド。このサイズのピラミッドがグラウンド中に広がる。

 

100M走。抜きつ抜かれつの接戦。

100M走。抜きつ抜かれつの接戦。

ぐるぐるバットで平衡感覚がない中、ゴールへと急ぐ。

 

徒手体操。3人組の技。支えるのが大変。

徒手体操。6人組の技。支えるだけでなく、バランスを取るのも難しい。

 


全員リレー。Tシャツとゼッケンがカラフル。

全員リレー。クラスのために全力疾走する。

棒倒し。少しでも油断すると、隙間から柱に飛びつかれて倒されてしまう。

選抜リレー。大きな声援の中、ゴール。