グローバル教育トピック
カンボジア研修④
5日目の活動
8月7日(金)
今日は少し足を延ばして、シェムリアップ近郊にある東南アジア最大の湖であるトンレ・サップ湖に行きます。その後、シェムリアップ市内に戻り、トゥクトゥクドライバーへのインタビューを行います。
トンレ・サップ湖クルーズ
ここ数日、朝早くの出発が続きましたが、今日はすこしゆとりをもって出発。カンボジアに丸1日滞在するのは今日が最後で、調査や研究も今日が大詰めです。
いつも通り、朝食を取り、バスに乗り込み、30分程度のトンレ・サップ湖に向かいます。この湖は東南アジア最大の湖であり、雨季と乾季でその大きさが激変します。また、この地域には水上集落があり、教会や商店、民家が立ち並びます。
-
貸切の2階建ての船!クルーズに出発!
-
湖へ続く河川では、船を上手に操る小さい子どもたち♪
教会が見えた先から集落(村)が現れました。
ガイドさんの話によると、この水上集落で生活をしている人たちは、無国籍のベトナム人だそうです。カンボジアの中心に位置する湖ですが、漁業での生業やベトナム戦争の関係でこの地に移ってきたベトナム人が多く暮らしています。
-
多くの村人が投網で漁をしています。
-
子どもも多く、犬や猫を飼っている家も多いです。
-
たいていの家にはハンモックがあり、ゆったりした様子です。
-
「お土産を購入してください」
湖に入る直前の建物で休憩です。ここではお土産を買ったり、ヘビやワニと触れ合ったりすることができます。
看板には、日本語で「お土産を購入してください」と書いてありました。
小さいワニを触らせてもらいました。
ここからトンレ・サップ湖です。今の時期は雨季のため、面積が琵琶湖の約24倍の大きさになっています。そのため、湖に出た瞬間、地平線から陸地が見えなくなりました。
トゥクトゥクドライバーへの班別インタビュー
トンレ・サップ湖から戻り、いよいよガイド・通訳なしでのトゥクトゥクドライバーへのインタビュー調査に入ります。調査は数人の班に分かれて行います。郊外の現地人が中心のエリアと、シェムリアップ市中心地の観光客が多いエリアの異なる環境の2か所で行い、集客の工夫、労働条件などについて聞き取りを行います。

まずは、現地の方しかいない市街地から少し離れた市場付近で聞き取りを行います。
このエリアは外国人がほぼ皆無であり、英語を話せる方も非常に少ない場所です。
作戦を練り、翻訳サイトを片手に客待ちをしているドライバーに果敢に声をかけます。
-
無事、快くインタビューに応えてもらえました。
-
この班も、協力してくださる方と出会えました。
昼食を一旦挟み、今度はシェムリアップ市の中心地でのインタビューを行います。
もうすっかりインタビューをすることに抵抗がなくなったのか、どんどん積極的に声をかけていました。
中には断られてしまうこともありましたが、多くの方がインタビューに協力をしてくださいました。
英語が通じない場合は、スマートフォンで翻訳サイトを用いてクメール語でやり取りをしていました。15~17歳の生徒たちが、自分たちで声をかけ、勇気を振り絞ってインタビューをしている姿は非常に心に刺さるものがありました。また、多くの生徒がカンボジアの方々の温かさや優しさに心を揺さぶられていました。
インタビューを終えた班から順次、シェムリアップ市内を班ごとに自力で移動し、集合場所であるFresh Fruit Factoryという店でマンゴーかき氷を堪能しました。
アンコール共生病院訪問
その後、バスに乗り込みアンコール共生病院という病院を訪れました。この病院は西本さんという日本人の方がオーナーをしており、病院やカンボジアの医療事情などについてお話を頂きました。

血液などの検査を行う部屋など、日本ではあまり見学ができないところまで丁寧に説明をいただきました。
その他にも、眼科系の設備や歯科設備、入院部屋、薬剤の管理室にいたるまで、日本との違いも踏まえて説明をしていただきました。
病院内の説明が終わった後、質疑応答の時間です。多くの生徒が積極的に質問をしていて、この数日間での成長を感じられました。
今日は少し早くホテルに帰り、ホテルのプールで羽を伸ばします。
夕食後、今夜はカンボジア最後の夜ということで、長めのミーティングを行いました。ここまで毎日ミーティングを行ってきましたが、同行してくださっている石子様や引率教員、他の生徒の話を聞くうちに、彼らの発言も少しずつ深みを増していきました。色々なことに疑問を持ち、質問をしていくうちに研修に参加する当事者意識が芽生えてきたように思えました。
