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自転車競技部:全国高等学校総合体育大会自転車競技大会(ロード競技)結果報告

成城高等学校自転車競技部は、令和元年度(2019年度)に続いて、令和3年度関東高等学校自転車競技大会を突破した高3有川君が全国高等学校総合体育大会自転車競技大会(通称、インターハイ)に出場することになりました。

(開会式に代わる)開始式の日までの模様はこちらで紹介させていただきましたので、まだご覧になっていない場合はご一読ください。

その翌日からは、福井競輪場でトラック競技が行われました。しかし、成城高等学校自転車競技部からの出場者はいませんでした。

そこで、前日までと同様、天気が悪いときも多く満足行くことができなかった部分もありますが、ロード競技のコースの試走や補給の練習をして過ごしました。

この大会のコースはスタート地点から3kmほど走り、「周回コース(1周11.8km)」に入り、周回コースを7周した後、スタート地点まで3kmほど戻ってゴールする、都営地下鉄大江戸線のような、数字の6のような形をしたコースです。

その周回コースの途中に「チーム補給所」と「オフィシャル補給所」が設けられています。大会特別規定でチーム補給所には2名のチーム関係者が待機して補給することができます。そこで、顧問と補欠選手である高2梶谷君の2名がチーム補給所で待機して飲料ボトルを差し出すことにしました。

しかし、今まで補給の練習はしていませんでした。飲料ボトルを受け取る選手にも差し出して欲しい「高さ」「ボトルを掴んでいる強さ」等の好みがあります。そこで、実際のチーム補給所で何回か飲料ボトルの受け渡しの練習をしました。

そして、ロード競技前日は、「計測チップ」をスタート/フィニッシュ地点に取りに行きました。この日、もう1人の顧問が合流しました。

計測チップを受け取る高3有川君

計測チップを受け取る高3有川君

大会当日は、朝6時にホテルを出発してスタート地点に行きました。7時頃にスタート地点に到着した後、例年であれば出走意思確認と競技規則遵守を誓約する意味で行うサインシートがありますが、今大会は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、計測チップが正しく動作していることを確認することでサインシートにサインしたことに代えるというものでした。そこで、高3有川君は計測チップの動作確認を済まし、ウオーミングアップをしたりしてスタートを待ちました。

ゼッケンを付けてもらう高3有川

ゼッケンを付けてもらう高3有川君

顧問1名と高2梶谷君はスタート地点から4kmほど離れた場所のチーム補給所行きの送迎バスに乗車して、チーム補給所に向かいました。持参した折り畳みチェアで陣取りスタートを待ちました。

スタート地点でスタートを待つ高3有川君

スタート地点でスタートを待つ高3有川君

定刻の9:00にスタート。と思いきや、コースの安全確認中とのことで、スタートが9:12に変更になりました。

東京オリンピックのロードレースもそうでしたが、決められた場所まで隊列を維持してゆっくり走行する「パレード走行」が行われました。そして、周回コースに入ってしばらくしてリアルスタートで競走が始まりました。

高3有川君は最も大きな集団(メイン集団)で順調にレースを進めていました。

関門所を通過する高3有川君

関門所を通過する高3有川君

しかし、出ている大会は高校生のチャンピオンを決める趣旨で行われている「全国高等学校総合体育大会自転車競技大会」。高3有川君はだんだんメイン集団から遅れ出してしまいました。

しかも、「8位の選手がいる集団から3分遅れた選手は打ち切りとする」という非常にタイトなタイム制限が大会特別規則で設定されていました。周回コース途中に設けられている関門所を4回目に通過しようとしたとき、タイム制限を過ぎてしまい、そこで打ち切り(DNF;Did Not Finish)になってしまいました。

新型コロナウイルス感染症の拡大により、部活動の合宿や日帰りの練習がほとんどできない中での部活動となりました。しかも、成城高等学校があるのは東京都ということで、最も感染リスクが高い中での自転車競技の練習となっていました。そのような厳しい環境の中でも、高3有川君は一人で練習に出かける等、本当に頑張ってくれました。

学校へ戻って記念写真

学校へ戻って記念写真

最後に、全国高等学校総合体育大会自転車競技大会へ出場するにあたり、経費補助を頂戴しました、本学師親会に厚く御礼申し上げます。

また、新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、大会を開催してくださいました全国高等学校体育連盟自転車競技専門部・地元実行委員会をはじめとする諸団体の皆様に感謝申し上げます。

自転車競技部顧問