新着情報

お知らせ

高2:理系現代文プレゼンテーション

今年度のまとめとしてプレゼンテーションを実施しました

今年度のまとめとしてプレゼンテーションを実施しました

 

高校2年理系現代文(担当及川)では、3月考査までの期間、配当時間9時間で「自分たちが興味を持つ科学・技術」の事象について取り扱いました。授業は、2~4人の協働学習形式で、関連の動画視聴を手がかりに、各自の興味・関心に基づく探求活動とパワーポイントを用いて結果発表までを行うものです。パワーポイント製作に当たっては、情報科内田先生に指導してもらいました。

パワーポイント作りに没頭

パワーポイント作りに没頭

相談しながら進めます

相談しながら進めます

良い感じに出来てきました

良い感じに出来てきました

1・2時間目は大会議室で「映像の世紀プレミアム 戦争 科学者たちの罪と勇気」(NHK-BS)を視聴しました。3時間目は、「映像の世紀」で描かれている「科学者の戦争責任」について各自200字程度でまとめ、5~6名で輪読しそれぞれ代表1本を選定、選ばれた6名が自作を発表しました。最後に、「科学者の好奇心と責任」という課題意識を共有しました。4時間目は図書館で、まずそれぞれ自分が興味・関心のある科学・技術の事象を1つ申告し、互選で選ばれた3名の調整役が、それらの事象に基づき2~4名の班を編成しました。5~7時間目は図書館で、各班の統一テーマを決定し、以下に基づき発表の構想を練りました。

  • 事象の概要
  • 最先端をいく個人、組織・企業、国家
  • 着目点
  • 将来予測
  • 「科学者の好奇心と責任」を当てはめて考察

 

8時間目は再び大会議室で、「グローバルアジェンダ ノーベル賞受賞者が語る科学の未来」(NHK-BS)を視聴しました。山中伸弥教授ら4名の世界的科学者が京都で行ったディベート番組です。以上を踏まえ、9時間目に大会議室でプレゼンテーションを実施しました。

プレゼンテーションは各班3分の持ち時間で行います。発表にあたっては、パワーポイントの出来映えはもちろん、テーマに関する調査や考察など内容的な深み、メンバーの連帯感、さらには聴衆を引き込むための話術や雰囲気、パフォーマンスなども大切な要素になります。そのような観点に基づき、各班に配られる「評価票」を記入しながら聴きます。最後にそれをポイント化し、後日、上位2班を発表します。結果は以下のようになりました。

説得力が肝心です

説得力が肝心です

どんな将来予測でしょうか

どんな将来予測でしょうか

笑いもときに大切なポイントです

笑いもときに大切なポイントです

E

1位  早乙女班  「掃除機ってなに?」

2位  丸山班   「AI ~現状と可能性~」

F

1位  石崎班   「セルフュージョン 細胞融合」

2位  牛久班   「口噛み酒について」

G

1位  櫻井班   「 AI 」

2位  山本班   「海上都市」

H

1位  梅澤班   「進化し続ける感染症とその対策」

2位  井上班   「風邪症候群に対する特効薬」

今日注目の的であるAIを巡る班が2クラスで上位に付けたほか、映画「君の名は」に出てきた口噛み酒を扱った班、掃除機という身近なテクノロジーを追究した班など、上位以外も含め、テーマ、構成とも多岐に渡りました。また、どの班も、どこでこれだけの技量を身につけたのかと感心させられるほどプレゼンテーションに長けており、成城生の舞台度胸をあらためて見せつけられました。4クラスを通じて、延べ20名ほどの教員が参観に訪れ、生徒たちの発表で進行する授業を、温かく見ていました。

今年度の目標は、理科系の生徒たちにモチベーションを持って現代文の授業に参加してもらうことでした。また、彼らが主体性を持って学習に取り組んでくれることも企図しました。今年度最後の授業で、いずれのクラスでもその意図や目標の達成を確認できたと感じています。