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毎日新聞・佐藤岳幸記者講演会

毎日新聞のサイトを示しながらのお話

毎日新聞のサイトを示しながらのお話

 

12月4日、高校3年選択国語表現(担当及川)の授業で、毎日新聞・佐藤岳幸記者(科学環境部デスク)の講演会を開催しました。この授業は、大学受験対策に特化した小論文の授業で、16名が履修しています。佐藤氏をお招きしたのは今年で4年連続となります。1年間の授業では、小論文への取り組みを通じて、生徒1人1人が社会問題を考え続けてきました。佐藤氏の講演会は、その総括と位置付けています。

講演会は、事前に生徒たちが提出した質問や関心事項をもとに、佐藤氏と生徒との対話形式で進められました。トピックは広く国内、海外の諸問題に渡りました。

◆医大女性受験者への措置から見る女性の社会進出や生きやすい社会

◆都市・地方間格差と大学入試の定員厳格化

◆安倍政権の対外政策

◆北方領土の「二島返還」を巡る動き

◆トランプ政権の「壁政策」、米国中間選挙

◆イスラム圏での女性労働

◆ソーシャルメディアの可能性

など、広範なテーマで対話が繰り広げられました。生徒の、問題に対する掘り下げ、佐藤氏の、ご自身の取材経験や、毎日新聞の他の部局から入手した情報を交えた、周到かつ真摯なご回答は興味尽きず、対話は熱気を帯びたものとなりました。

 

自分の問題意識を言語化します

自分の問題意識を言語化します

 

佐藤記者は、上記のテーマに触れつつ、紙面やサイトなど新聞がどのように作られているのかや、LINEニュースなど他のニュース・メディアの特性や新聞との対比といった、広く現代のメディアのあり方にも言及されました。そして、SNS時代こそ、意識的に、多角的なものの見方、いろいろな価値観に触れることが大切だと述べられました。

 

朝刊の記事には佐藤記者が仕上げたものも

朝刊の記事には佐藤記者が仕上げたものも

 

気がつくと、所定の2時間を超過し、心地よい興奮と和やかな雰囲気のうちに閉会しました。

 

ご多用中にも関わらず今年もご来校くださった佐藤記者、どうもありがとうございました。12月6日、この授業は今年度の最終回を迎えます。高校3年生は、これからセンター試験、個別試験へと向かいます。この1年で身につけた思考力、表現力を信じて、それぞれの志望の実現に邁進して欲しいと願っています。