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高3:成城高等学校卒業式実施

桜の蕾が春風に膨らみ、柔らかくも眩しい陽光が降り注ぐ中、第134回生が巣立っていきました。

今年度はコロナウイルスによる混乱の中で休校や行事の中止が行われ、いつもとは異なった様相の年度末となりました。卒業式も式次第が変更され、大幅な縮小になりました。その様子は「卒業生代表の言葉」にもあったように、必ずしも新生活への期待や希望、友との別れへの名残惜しさが大半を占めているわけではなく、半ば「コロナウイルスの混乱の中で、卒業の時をゆっくりと噛みしめる間もなく、新生活にいきなり放り出されるような」感覚があったことでしょう。

しかしながら、高校3年間の業を修め、友と切磋琢磨した高校3年生一人ひとりの表情には晴れやかさと強い力が溢れていました。6年前には小さな芽だった輝きが、今は春の陽に負けないくらいのまばゆさとなって、個々の襟の三光星を輝かせていました。確かに困難な時ではありますが、卒業生の様子を見ていると、不思議と「大丈夫。何とかなる」とこちらが励まされているような頼もしい気持ち、前向きな気持ちになりました。苦しい時こそ、成城で培った知仁勇の心を大切に、道標としてたくましく突き進んでいってほしいと思います。

卒業生の皆さん、そして保護者の方々、ご卒業おめでとうございます。

たくさん学び、友と協力したり衝突したりし、様々なことに挑戦した成城での日々はかけがえのない財産になることと思います。ぜひ、その誇りを胸に、それぞれの目標に向かって大きく羽ばたいていってください。

成城は「いつでも帰ってこられる第2の故郷」です。うれしいことがあった時はもちろん、迷ったりつらいことがあったりした時、いつでも立ち寄ってください。そして、友や先生と、たくさん語らってください。いつでも待っています。

卒業生の皆さんの未来が明るく素晴らしいものとなりますように。教職員一同、心から願っています。