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自転車競技部:関東高等学校新人自転車競技大会結果報告

自転車競技部の高2冨澤君は,10月28日(金)から30日(日)まで日本トーターグリーンドーム前橋(以下,前橋競輪場)で行われた関東高等学校新人自転車競技大会に出場してきました。

日本トーターグリーンドーム前橋

日本トーターグリーンドーム前橋

10月28日(金)は,公式練習が行われました。成城高等学校自転車競技部では立川競輪場や西武園競輪場,そして境川自転車競技場で大会や練習をしており,そのどれもが1周400mのバンクです。

しかし,この前橋競輪場は1周335mの距離であまり走りなれていない走路です。1周400mのバンクよりもコーナーがきつく,しっかり自転車をコントロール(操縦)しないとコーナーで外に行ってしまい,タイムトライアルではタイムロスをしますし,競走競技では他の選手に迷惑をかけることになってしまうかもしれません。そのため,念入りに周回練習をしました。

その後,顧問はライセンスコントロール(受付)を行い,監督会議に出席をしました。

監督会議では,出走する上での注意点等を確認しました。

この大会では新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から開会式は行わず,すぐに競技に入りました。

しかし,この日には高2冨澤君の出場する種目はありませんでした。顧問も高2冨澤君も1周をどのくらいで走れば良いのか335mのバンクの感覚がなかったので,似た種目から目標とする1周のタイムを計算することにしました。そこで,同じ種目で女子選手が1周をどのくらいの時間で走行しているのか計測したり,団体種目でどのくらいで走っているのか計測して,翌日に備えました。

10月29日(土),高2冨澤君は3kmインディヴィデュアル・パーシュート決勝に出場しました。

3kmインディヴィデュアル・パーシュートのスタートを待つ高2冨澤君

3kmインディヴィデュアル・パーシュートのスタートを待つ高2冨澤君

3kmインディヴィデュアル・パーシュート決勝は3km走る間に競技場の正反対の位置からスタートする選手を追い抜くことを目的として走ります。しかし、この大会は大会特別規則で3kmの走行タイムで順位をつけることになっていました。

そこで、高2冨澤君は自己ベストのタイムを更新するべく走りました。前日まで2学期中間考査で充分な直前練習ができなかったにも関わらず,とても良いラップ(1周ごとの所要時間)を刻んで3分49秒350でゴールして自己ベストを更新しました。そして,第5位に入ることができました。

この大会では1人2種目に出場できたので,4km速度競走予選に出場しました。

この4km速度競走は、「先頭責任を果たしつつゴール着順を争う」種目です。先頭責任は、“競輪場の半周ごとに引かれた白線を先頭で駆け抜けた選手が責任を果たしたとみなされる。そして、果たすべき先頭責任の回数は出場人数と競輪場の周長によって決まる。最終順位は先頭責任を完了した選手(過剰に先頭責任を果たしても優位にはならない)→部分的に先頭責任を果たした選手→1回も先頭責任を果たせなかった選手の順番に順位が決まる。(先頭責任を果たした回数が同じ選手は最終着順で優劣が決まる。)”とされています。

しかし,高2冨澤君は3kmインディヴィデュアル・パーシュートで疲れ果てている中での出走となりました。

高2冨澤君は,先頭責任を1回果たすことができましたが,先頭責任を完了することができませんでした。先頭責任を完了してゴールした選手が3人しかいませんでしたので,4位となり,決勝に進出することができました。

最終日の10月30日(日)は4km速度競走決勝に出場しました。

この日はスタートダッシュを決めて,最初の2回の先頭責任を無事に果たすことができました。しかし,予選とは違いとてもハイペースなレースとなり,先頭責任を果たすのに体力を使ってしまった高2冨澤君は集団から徐々に遅れ出してしまいました。

最後は,先頭集団に1周追いつかれてしまいましたが,何とかゴールすることができ,第10位になりました。

この日は,各種目の決勝が目白押しでした。とてもハイレベルな競技が行われるので,自分の競技が終わった後は最後まで競技を見学して前橋競輪場を後にしました。

多忙な中,令和4年度関東高等学校新人自転車競技大会を主催してくださいました群馬県自転車競技連盟,主管してくださいました関東高等学校体育連盟自転車競技専門部・群馬県高等学校体育連盟自転車競技専門部他,関係する団体の皆様に感謝申し上げます。

また,大会出場にあたり,経費補助をしてくださいました成城学校師親会に深く感謝申し上げます。

自転車競技部顧問