学友会・生徒会活動の新着情報

自転車競技部:令和5年度東京都高等学校総合体育大会自転車競技(トラック競技)結果報告

令和5年度東京都高等学校総合体育大会自転車競技(ロード競技)結果報告

自転車競技部は、5月5日(金曜・祝日)・6日(土)に西武園競輪場(埼玉県所沢市)で行われた令和5年度東京都高等学校総合体育大会自転車競技(トラック競技)に出場してきました。

成城からは,高3冨澤君と高2千葉君の2名が出場しました。

高2千葉君は初めてのトラック競技の大会出場です。高2千葉君はスプリント・1kmタイムトライアル・3kmインディビジュアルパーシュートの3種目に出場しました。参加制限で1kmタイムトライアルと3kmインディビジュアルパーシュートの両方に出場すると1kmタイムトライアルがオープン参加という扱いになり,順位が付かないことになっています。しかし,初めての大会出場で他の選手と競走する「競走種目」に出場するのは危険だと判断し,「タイム種目」の3種目にエントリーしました。結果,満足とは言えるようなタイムではありませんでしたが,これからのタイム短縮に期待したいと思います。

高3冨澤君は,3kmインディビジュアルパーシュート・4km速度競走・ポイントレースに出場しました。

最初の種目は,3kmインディビジュアルパーシュート決勝でした。

3kmインディヴィデュアル・パーシュート決勝は3km走る間に競技場の正反対の位置からスタートする選手を追い抜くことを目的として走ります。しかし、この大会は大会特別規則で3kmの走行タイムで順位をつけることになっていました。

高3冨澤君は最終第8組のバックスタートでした。高3冨澤君は順調にタイムを刻み,ここ10年程度記録している成城高等学校自転車競技部の部員が大会や記録会で出したどのタイムより良いタイムである3分44秒050でゴールしました。

3kmインディビジュアルパーシュートの高3冨澤君

3kmインディビジュアルパーシュートの高3冨澤君

しかし,対戦相手に惜敗し,第2位となりました。

 

続いて,4km速度競走決勝に出場しました。

4km速度競走は、「先頭責任を果たしつつゴール着順を争う」種目です。先頭責任は、“競輪場の半周ごとに引かれた白線を先頭で駆け抜けた選手が責任を果たしたとみなされる。そして、果たすべき先頭責任の回数は出場人数と競輪場の周長によって決まる。最終順位は先頭責任を完了した選手(過剰に先頭責任を果たしても優位にはならない)→部分的に先頭責任を果たした選手→1回も先頭責任を果たせなかった選手の順番に順位が決まる。(先頭責任を果たした回数が同じ選手は最終着順で優劣が決まる。)”とされています。

高3冨澤君は,終始先頭集団で走行し,難なく先頭責任を果たすことができました。

強豪選手とのゴールスプリントで勝つことを狙いましたが,残念ながら2名の選手に先着を許し,第3位となりました。

4km速度競走の高3冨澤君

4km速度競走の高3冨澤君

最後に,ポイントレース決勝に出場しました。

ポイントレースは2km(西武園競輪場は1周400mなので5周)ごとの「ポイント周回」で1着に5点、2着に3点、3着に2点、4着に1点、5着以下は0点が与えられます。ゴール時は2倍の1着に10点、2着に6点、3着に4点、4着に2点、5着以下は0点です。また、もし速い選手が1周追いついた場合は20点が加点され、遅い選手が1周追いつかれてしまった場合は20点が減点されます。そして、その合計ポイントで順位を争う(ただし、同じポイント数の場合は最終ゴール着順で優劣を決める)という種目です。

 

こちらも高3冨澤君は終始先頭集団で走り,毎回のようにポイント周回でポイントを獲得していきました。しかし,強豪選手2名に毎回のように1着(5点)・2着(3点)を取られてしまう結果となり,こちらも第3位となりました。

 

以上の3種目に出場して好成績を収めた高3冨澤君は関東高等学校自転車競技大会の出場選手選考会議にて,4km速度競走で関東高等学校自転車競技大会へ出場することになりました。高3冨澤君はロード競技でも関東高等学校自転車競技大会の出場選手に選考されました。関東高等学校自転車競技大会は全国高等学校総合体育大会自転車競技大会の予選大会になっています。ぜひ,関東高等学校自転車競技大会を突破して全国高等学校総合体育大会自転車競技大会へ進出して欲しいと思います。

 

令和5年度関東高等学校自転車競技大会は,6月2日(金)~4日(日)に日本トーターグリーンドーム前橋でトラック競技が,6月5日(日)に群馬サイクルスポーツセンターでロード競技が行われます。

ご声援をお願いいたします。

自転車競技部顧問