新着情報

校長だより

薫風 (くんぷう)

5月はゴールデンウィークに始まり、様々なイベントもあって慌ただしく過ぎていきました。しかし生徒たちの顔つきは、まさに薫風の如く爽やかでした。

1.中学1年春季校外課業

5月1日は全学年で春季校外課業を実施しました。午後からの急な天候変化による落雷の予想があり、全学年とも安全を配慮して行われました。中学1年生は富士五湖周辺で1泊2日の体験学習。私はこの中1の引率に加わりましたが案の定、1日目のアドベンチャー・プログラムの予定地に到着と同時に雨と雷に遭遇。急きょ体育館に移動しての実施となりましたが、元気一杯。親睦が深められました。

蜘蛛の巣に触れずに全員が通り抜ける「スパイダーウェブ」

–>

紐の付いた木に乗って息を合わせてムカデのように前進する「ムカデウォーク」

–>

危険物に見立てた中身をこぼさないように処理場まで運ぶ「危険物処理」

危険物に見立てた中身をこぼさないように処理場まで運ぶ「危険物処理」

これらはほんの一例ですが、入学して1か月足らずの中1生は、雨にも負けず元気一杯に楽しんでいました。

夜のクラスレクは、どのクラスを見ても、誰かが自然とリーダーシップを発揮する姿が見受けられました。

翌朝はすっかり晴れて、ホテルの前には、大きな素晴らしい富士山が現れました。突然、ある生徒に「カメラを貸してくれませんか。」と言われました。大きな富士山に圧倒されて写真を撮りたくなったのだと思います。下の写真をダウンロードしていいですよ。

IMG_0815

お昼は、クラス毎、班毎に名物の「ほうとう」つくりに挑戦しました。各教員は生徒の班に加わり、生徒が腕を振るった「ほうとう」を御馳走になるという仕組みです。

B組では地元のお婆ちゃんに指導していただいて、写真のように出来上がりました。

IMG_0862

とても美味しくいただきました。ごちそうさまでした!! 生徒たちは何回もお替りをして作ったほうとうを完食しました。

 

2.オーストラリア研修のキックオフ

今年度のオーストラリア・グローバルリーダー研修の参加生徒が決定し、5月15日には、「このプログラムで得たいもの」を各自が設定することを目的に、いわゆる結団式を行いました。今年から新たにお世話になるオーストラリア・クイーンズランド州トゥーンバ(toowoomba)にある3つのハイスクールには、来月表敬訪問することになりました。成果を事前研修にいかして、本番の研修の成功に繋げたいと思っています。

3.武田康男先生のこと

4月号で「しらせ」に乗艦する機会を得たことを書きました。その後、第50次南極観測越冬隊のメンバーで、前任校都立小石川中等教育学校でお世話になった気象予報士の武田康男先生に連絡を取りました。先生は自然の美しさの虜になって多くの本を出版されていて、写真家としても有名人です。先生から「講演、喜んでお引き受けします。」との連絡をいただき、6月17日(土)に小講堂で開催することになりました。
科学的な視点を持ちながら、自然界の素敵な映像を見せて下さるはずです。
生徒、保護者の皆さんが対象ですが、もし、席に余裕がある場合に限って、6月10日以降一般の方もホームページで募集したいと思っています。

4.プール開き

5月28日(金)この日は中学生が中学行事で、高校生は五月考査の最終日でした。13時から本校恒例の「プール開き」が本校プールサイドで行われました。管財の皆さんが準備してくださった祭壇には榊と御神酒とお供え物が並んでいます。

RIMG1712

プールサイドで訓辞

プールサイドで訓辞

プールサイドに立ち、水泳部の高校部員を前に訓辞をしました。続いて、水泳部主将と私が代表で玉串をささげた後、2人でプールの四隅にお神酒を奉納して全員で安全を祈願しました。公立の学校では経験することのない、私立の伝統校ならではの儀式といえます。

DSC02460

DSC02462

DSC02464

温水プールですが、この日は朝から雨模様で肌寒く、しかも試験の最終日で生徒は睡眠不足と思われました。プールの水はボイラー技士により気持ち温かめになっていましたが、それでもプールサイドに裸で立っているのは大変だったかもしれません。厳粛な儀式に続いて、恒例行事として水泳部主将による「泳ぎ初め」、続いて水泳部部員によるリレー形式の「泳ぎ初め」があり、しぶきをあげて泳ぐ姿に若さの素晴らしさを感じました。本校ではいよいよ明日からプールの授業が始まります。

DSC02467

IMG_0866

5.教育改革に向けて

ある若手の先生が話をしたいと来室しました。高大接続システム改革の最終報告の下で、大学入試センターより提示された「大学入学共通テスト(仮称)」記述式問題のサンプル問題を解いて、その問題について話したいとのこと。若い先生ですが、将来を見据えてよく勉強しており議論していて楽しくなりました。主体性や創造性を育てるなどという課題は、一人で考えるよりも仲間で議論した方がいいので、生徒たちのために授業研究をしようということになりました。来月は教育実習が始まります。教育実習生を巻き込んで、先生方と授業力向上に向けて、様々な機会を作っていきたいと思います。

6.第1回学校見学会

5月27日(土)から、本校主催学校見学会が始まりました。出来上がったばかりの「学校案内」(写真パンフレット)と「学校説明会資料」(冊子)をお配りして概要を説明しました。その後授業と校舎を案内しましたが、歩きながら沢山の質問をいただき、参加者の真剣さが伝わってきました。

平成30年度学校案内パンフレット

平成30年度学校案内パンフレット

当日は550名収容の小講堂が満席になりました。あるお父様から「古い男子校って、明るくおおらかな校風が残っているのですね。雰囲気がよくわかりました。」と仰って頂きました。生徒たちの様子を御覧になった皆さんの印象はいかがだったでしょうか。

7.アンソニー先生のこと

2月28日号「校長室だより」で、アメリカのアンソニー先生の近況を書きました。アンソニー先生は日本のサリン事件で日本の警察に協力し、事件解決のための功労により、天皇陛下より旭日中綬章をもらわれた方で、オウム真理教の中川死刑囚の特別面会人も許されている方です。中川死刑囚から先生に突然届いた手紙について新聞の取材を受けられ、4月にはNHKテレビでも放映されました。その4月に本校でご講演の予定でしたが日程がうまく合わず、調整しておりましたところ、5月末に緊急手術を受けられたとの連絡が入りました。大事をとって、先生のご講演はしばらく様子を見ることにします。

その一方で、本校生徒の知的好奇心を高めることを目的に、様々な分野の方から本校でご講演をしてくださるという声が届いてきました。大変嬉しいことで、実現に向けて日程の調整しているところです。生徒の皆さん、楽しみにしていてください。


来月早々から卒業生による教育実習が始まります。生徒達を見ていると、日々学校が楽しい様子。校内で会っても元気に挨拶をする習慣がついて服装もきちんとしています。授業も前向きになってきたと思っています。「授業第一」を軸にして、部活動や教育講演会などにすすんで参加してほしいと思います。

平成29年5月31日 校長 栗原卯田子