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自転車競技部:令和5年度全国高等学校総合体育大会自転車競技報告

自転車競技部:令和5年度全国高等学校総合体育大会自転車競技(トラック競技)結果報告

自転車競技部の高3冨澤君と高2相場君は,8月4日(金)から8月9日(水)までに北海道函館市で行われた,令和5年度全国高等学校総合体育大会自転車競技に参加してきました。

全国高等学校総合体育大会(通称,インターハイ)は高校生チャンピオンを決める大会で,多くの種目で行われています。この全国高等学校総合体育大会自転車競技は自転車競技のインターハイで,関東高等学校自転車競技大会の戦績で出場権が得られます。その関東高等学校自転車競技大会の報告は,トラック競技はこちらを,ロード競技はこちらをご覧ください。

高3冨澤君は,関東高等学校自転車競技大会でトラック競技の4km速度競走で第5位となったため,全国高等学校総合体育大会自転車競技(トラック競技)の4km速度競走への出場権を得ることができました。

高2相場君は,残念ながら関東高等学校自転車競技大会のロード競技に出場したものの,全国高等学校総合体育大会自転車競技の出場選手にはなれませんでした。そこで,チームサポートとして高3冨澤君のサポートをしてもらうことになりました。ただ,せっかく全国高等学校総合体育大会自転車競技のロード競技コースの近くに行くので,ロード競技コースを走ったり,東京に比べて涼しい函館市を走ることでロード練習をする計画をしていました。

翌日のトラック競技の公式練習に備えるため,8月3日(木)に北海道函館市に入りました。

8月4日(金)は午後にトラック競技の公式練習が控えていましたが,せっかくロード競技コースの近くのホテルに宿泊しているので,ロード競技コースを走ってから函館競輪場へ行こうということになり,ロード競技コースを1周回ってから函館競輪場に向かいました。競輪場に到着すると,高3冨澤君は,高2相場君に手伝ってもらいながら,選手控え所(ピット)に機材を運び入れ,ピストバイクを組み立てて公式練習の準備をしました。昼食を済ませ,30分弱の公式練習を済ませました。

函館競輪場で公式練習をする高3冨澤君(真ん中)

函館競輪場で公式練習をする高3冨澤君(真ん中)

8月5日(土)は,午前中に前日と同様のトラック競技の公式練習がありました。そして,顧問は午後からのラインセンスコントロール(監督・選手受付)を済ませ,監督会議に出席しました。この日は,高3冨澤君は疲労を残さないようにするためにロードバイクでの練習はせずに,高2相場君だけが顧問が学校用車で伴走しつつ,笹積山の方へ登坂練習をしに行きました。

8月6日(日)は,ロード競技が行われました。残念ながら,成城高等学校自転車競技部の出場者いませんでした。しかし,高3冨澤君も卒業後もロード競技を続けることも考えていて,高2相場君は来年度のこの大会に出場できる可能性があります。そこで,ロード競技を見学しに行くことにしました。大会コースの中に駐車場があるため,競技が始まるまでに駐車場まで行かないと近くで見ることができなかったため,ホテルを早めに出発して駐車場へ向かいました。そして,女子個人ロードレースと男子個人ロードレースを見学しました。8月4日に練習に来たときにレースではこのぐらいのペースで走ることになるのではないかと考えていたようですが,それ以上にとてもハイペースなレースで,2人ともびっくりしていました。

8月7日(月)よりいよいよトラック競技が始まりました。しかし,高3冨澤君が出場する4km速度競走予選は15時25分のスタートでした。午前中は,高2相場君だけ城岱牧場展望台付近までロード練習に行きました。関東高等学校自転車競技大会での走りよりもさらに一段速くなっていて,顧問もびっくりしつつ学校用車で伴走しました。

顧問と高2相場君はホテルに戻り,ホテルでレースに向けて休んでいた高3冨澤君と合流して一緒に競輪場へ向かいました。

前の種目に時間がかかった種目があるようで,スケジュールが少し遅れていました。自転車競技では,レースの進行状況でスケジュールが遅くなることは多々あることなので,慣れている高3冨澤君は無難に対応し,出走する第3組のスタートを待ちました。

3本ローラーを用いてウオーミングアップをする高3冨澤君

3本ローラーを用いてウオーミングアップをする高3冨澤君

4km速度競走は、「先頭責任を果たしつつゴール着順を争う」種目です。先頭責任は、“競輪場の半周ごとに引かれた白線を先頭で駆け抜けた選手が責任を果たしたとみなされる。そして、果たすべき先頭責任の回数は出場人数と競輪場の周長によって決まる。最終順位は先頭責任を完了した選手(過剰に先頭責任を果たしても優位にはならない)→部分的に先頭責任を果たした選手→1回も先頭責任を果たせなかった選手の順番に順位が決まる。(先頭責任を果たした回数が同じ選手は最終着順で優劣が決まる。)”とされています。

第1組・第2組が終わり,第3組がスタートしました。良いスタートを切って最初の先頭責任を果たすことができるかなと思ったのですが,トラブルが発生した選手がいたようで,再スタートとなってしまいました。再スタートでは,いまいちスタートのタイミングが合わずスタートダッシュを決めることができませんでした。それでも,高3冨澤君は途中で何度も先頭責任を果たすべくペースを上げて先頭集団から飛び出ようとしましたが,さすがに全国大会に出場してくる選手達は強豪選手が多く,残念ながら先頭責任を1回も果たすことができず,5着でゴールしたものの,8位となり,予選敗退となってしまいました。

4km速度競走予選第3組のリザルト

4km速度競走予選第3組のリザルト

帰りは,クールダウンも兼ねて,直接ホテルに向かうのではなく,大回りしてホテルまでロードバイクで帰ることにしました。

8月8日(火)は,残念ながら敗退してしまいましたので,午前中は函館競輪場で他の種目の見学や他の東京都の選手の皆さんの応援をしました。午後は,高3冨澤君は引き続いて競輪場で見学をしつつ,東京都内の学校の選手の皆さんの応援,高2相場君は顧問の伴走で前日も行った城岱牧場展望台付近まで違うルートで練習しました。

8月9日(水)は,高3冨澤君が予選に出場した4km速度競走をはじめとして多くの種目で決勝が行われました。この日も,競技開始まで少し時間があったので,ホテルをチェックアウトしたあと,ロードバイクで遠回りしつつ函館競輪場へ向かいました。そして,トラック競技の見学と東京都内の学校の選手の皆さんの応援をしました。閉会式を見たあと,機材を片付けて,競輪場をあとにしました。

大会会場の看板前で

大会会場の看板前で

最後に,多忙な中,令和5年度全国高等学校総合体育大会を主催してくださいました全国高等学校体育連盟,主管してくださいました全国高等学校体育連盟自転車競技専門部・北海道体育連盟他,関係する団体の皆様に感謝申し上げます。

また,大会出場にあたり,経費補助をしてくださいました成城学校師親会に深く感謝申し上げます。

自転車競技部顧問